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 おいものせなかだより11・12月  2020年11月20日(金) [おいものせなか通信]

 今月のおいもだよりがやっとできました。大幅に遅れてしまいました。

 裏面を、先月に続いて空白にしたくないと思い奮闘しましたが思うように書けず、諦めて今回も表面だけの商品紹介ばかりの通信です。ちょっとつまんないけど(*´з`)。

 まだ1か月以上あるのに、早々と1年の感謝の言葉と、年末年始のお休みも書いています。

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 おいものせなかだより9.10月  2020年9月19日(土) [おいものせなか通信]

 しばらくブログの更新が空いてしまい、失礼いたしました。  おいものせなかだよりができず、特に裏面コラムが書けずにうんうん唸り(*_*;、隔月発行にしてウラ白紙はダメだと粘って書いては消しをしていましたが、これ以上延びると来月のイベントのお知らせが遅れるので、今号はオモテ面だけです。ザンネンですが。 IMG_4731[1].jpg  今日は、ずっと気にしていた通信が片面ですが出せてホッとしました。    またブログもできる範囲で空けすぎないようにやりますので、よろしくお願いいたします。
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 おいものせなかだより7&8月  2020年7月5日(日)  [おいものせなか通信]

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ウラコラム

 タネが危ない?食卓が危ない?
                       2020.7.3

 女優の柴咲コウさんのツイートで、水面下で進められていた「種苗法改正法案」に一挙に関心が集まった。今国会では黒川検事長の不祥事から一旦見送られた問題。しかし、種苗法改正ってなに?とても複雑で難しい。賛否両論あり、どちらも「日本の種を勝手に流出させたくない」「日本の農業を強くしたい」というのは共通するらしい。
 
 吉田太郎著「タネと内臓」の本をもとに、この問題で反対派の立場から発言している印鑰智哉(いんやくともや)氏、山田正彦元農相、鈴木亘弘東京大学教授の情報からまとめてみた。

 まず、種苗法改正に反対する側の懸念は次の7項目である。

 ①種子法廃止(公共種子事業の廃止) ②種の譲渡(これまで国や県が開発した種は企業がもらう) ③種の自家採種の禁止(企業の種を買わないと生産できない) ④非GMO(遺伝子組み換えでない)表示の実質禁止 ⑤全農の株式会社化(非GMOの分別輸入は目障りだから買収) ⑥除草剤(ラウンドアップ)の輸入穀物残留基準値の大幅緩和 ⑦ゲノム編集の完全な野放し(勝手にやって表示も必要なし)

 この「7連発」は、すべて特定のグローバル種子企業への便宜供与のための一連の措置だという。

 このグローバル種子企業というのは、遺伝子組み換え市場シェア90%の米国のモンサント社(2018年バイエル社が買収)だ。遺伝子組み換え食品の消費と関連して、不妊、アルツハイマー病、糖尿病、皮膚病、自閉症等あらゆる病気が激増している。遺伝子組み換え農作物とセットの除草剤ラウンドアップも発がん物質としてEUをはじめ世界中が禁止に向かっている(※1)。


 ロシアは独自の遺伝子組み換え食品研究からいち早くその危険性を見抜き、反遺伝子組み換え食品ネットワークを立ち上げ、プーチン大統領は2020年までの有機農業による国家自給と栄養価が高い有機農産物の輸出戦略を行った。
 米国においても、子どもたちの5人に1人が糖尿病や肥満等になった反動から、年率30%の伸び率で有機農業ブームとなり、遺伝子組み換え農産物やラウンドアップをボイコットする母親たちの運動が高まっている。
 フランスでは、除草剤があまりに危険なために3年後には販売が規制され、モンサントが安全だと宣伝するコマーシャルは虚偽であるとして最高裁判所が有罪判決を下している。

 同じ除草剤の安全基準値が何の根拠もなく、2017年にひまわり油の残留基準値がいきなり400倍に規制緩和された日本(※2)では、売り先がなくなりつつある毒物ラウンドアップの在庫処分のために国民の健康が軽視されている。

(※1) ラウンドアップが原因で悪戦リンパ腫を発症したと訴えていた米国の末期がん患者の主張を認め、2018年サンフランシスコの裁判所はモンサントに約320億円の支払いを命じた。米国では同様の訴訟が5000件以上起こされている。

(※2) 厚生労働省食品基準審査課は「名前は言えませんが、ある農薬メーカーから基準値を上げてほしいとの申請があったのがきっかけです」と答えている。日本のメディアでは全く報じられないのが問題。農水省の担当者も知らなかったという。メディアには企業の圧力で、報道すると謝罪文を書かせられた。


 除草剤グリサホート(商品名ラウンドアップ)は、土壌の微生物を殺して悪玉菌を増やし、健康な植物も病気になり害虫も増え農薬を使わざるを得ない仕組みになっている。遺伝子組み換え作物に残留するグリサホートが、人の腸内細胞にも土壌と微生物の関係と同じように作用する。人の免疫力の7割は腸内細菌によるもので脳や精神にも影響する。免疫力が落ちると様々な病気やうつ病、アレルギー等を発症する。


 モンサント社をドイツのバイエル社が買収したのは、遺伝子組み換え食品を食べさせ、病気になった人をバイエル社の医薬品で治す需要が増えるのを見込んだ新しいビジネスモデルとの見解もある。これらの事は、おいもで上映した遺伝子組み換えの映画の内容と合致する。


 「タネが危ない」の著者で固定種のタネ屋さん野口勲氏は、野菜の種のほとんどがF1(※3)品種になっていることを問題視する。在来種と違って均一に育つから大量生産や大量流通には向く。しかし、自家採種できないから農家は毎年、種子会社から種子を買わなければならない。更に、野菜の種は9割が海外産。そして世界では種子企業の寡占化が進んでいる。

 野口氏は若い頃手塚治虫氏の元で「火の鳥」の初代担当編集を担った。生原稿から伝わるメッセージの根幹が「生命の尊厳」にあることを知り、改めて家業のタネ屋を継ぐことを決意したという。

 2001年製作のアニメの中で自然農法の創始者・福岡正信氏をモデルにした翁の言葉は、「世界を支配するには武器を使うよりもタネや食料を独占する方が遥かに効率的だからな。(略)土が弱るから肥料がいるようになる。肥料をやった畑ほど虫に食われ、餌を与えすぎた家畜ほど病気になる。その虫や病原菌を殺すために薬を撒いたり飲ませたり。姿ばかり大きくて弱くなった作物を人間が食べたとしたら…」

 虫も草も一緒になって野菜や米を育てているのではないか。約20年前のアニメは自然と調和した小規模農法の大切さを先駆的に訴えている。


 農薬を多用する大規模農業の大量生産のやり方は、均一でどこでも同じものを作って、売るために安さを競う。価格競争に負ければ廃業して町も土地も廃れていく。それよりも固定種の種で、地域に適した個性ある有機農産物を作る小規模農家が増えた方がいい。

 食べる人の健康と自然環境にも配慮された地域は、豊かで人が集まる。だから、種苗法は農家だけの問題ではない。私たちの食卓に直結する問題。私たち消費者もこの問題を考え、十分な議論を重ねていく必要があるのではないか。

 農家が自由に生産できれば地域も活性化し、私たちも安心して食べる喜びがあり、次世代に豊かな食と暮らしの環境を残すことにつながる。それが強い農業だと思う。(※3)一代限りの新品種


 私たちにできることは、不ぞろいでも少し高くても(病気しにくい体になるので医療費や余計な出費が減る)栄養と味がある有機農産物を地域で買って地域でお金を回すことだ。さて、遺伝子組み換え作物の特徴の「害虫耐性」は、その作物を食べると害虫が死ぬということである。ゾッ。



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おいもだより5&6月    2020年5月13日(水) [おいものせなか通信]

 おいものせなかだよりができました!半月近く遅れてしまいました。

 裏のコラムは、5月のフェアトレード月間にちなみ、展示会とフェアトレード・ファッションのこと、コロナで苦しい状況にいる生産者の今を伝えます。

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ウラコラム

   途上国の生産者に支援を

                  2020.5.13

 今年は新型コロナウイルスで世界中が苦しい状況です。私たちでさえ厳しい状況なのに、途上国で貧困の中にいる人たちは?フェアトレードの生産者は?と気にしていたところ、フェアトレード団体が現地の情報を伝えてくれました。生産者の今の情報はおいものブログから見てください。


 フェアトレード団体の5月のフェアトレードデーのイベントは中止、直営店も休業で、フェアトレード商品も停滞し、現場の生産者も厳しい状況にあるということです。
 うちで春夏服の展示会も、岩手は感染者もなく、おいもはいつもすいてる空間なので、少しでもフェアトレードの服を売ろうと例年通り行いました。お客さまからは「勇気を持って、こういう楽しいことをやってくれてうれしいです」と。フェアトレード団体からも感謝されました。


 フェアトレードの服がとても意味があることについては、改めて熱く書きたいところですが、2017年に行った「ザ・トュルーコスト~真実の代償」の映画上映と講演会の後に書いた「フェアトレードファッションってなに?」を、ぜひご覧ください。(2017年5月のおいものせなかだよりウラ)


 「ザ・トュルーコスト」は、バングラデシュの縫製工場で2015年4月26日に起きたビル崩落事故で数千人の犠牲を出し、その事故を元にファストファッション(低賃金・長時間労働で大量生産・大量廃棄の服)の裏側を描いた映画です。

 私たちのお買い物の裏には人権侵害や健康被害、環境破壊もあります。観た人はショックを受け、あらためて自分たちが選ぶ服や食べ物が世界につながると痛感したという声が寄せられました。


 途上国では4,000万人もの縫製従事者はただでさえ最低限の賃金で日々の暮らしにも事欠くのに、さらにこの事態による影響を受けています。

 フェアトレード団体も、今自分たちにできることとして、仕事ができず収入が途絶えている生産者の支援を始めています。そのひとつが、ピープルツリー&グローバルヴィレッジのクラウドファンディングです。途上国の生産者は苦しい中でも職人や地域の住民にできる限りの生活支援などを行っていますが、それもいつまで続けられるかと不安を募らせています。

 
 どうぞ皆さまのご協力をお願いいたします。おいものせなかも、ネパリ・バザーロのサポート会員の支援は続けて、ピープルツリーのクラウドファンディングには今回展示会の売上げから支援をするつもりです。
 
 クラウドファンディングの詳細はこちらから。http://magazine.peopletree.co.jp/archives/8935 5月1日から5月31日まで受け付けています。


 フェアトレード団体ネパリ・バザーロからの報告とピープルツリーの生産者のメッセージを紹介します。 

 ※フェアトレードとは、途上国の貧困で苦しむ人々の生活の自立を支援する目的で、彼らの環境に配慮した手工芸品や食品を適正価格で買取・販売する公正貿易。「お買物で交際協力」とも言われます。

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 ネパール全土では3月24日からロックダウンが続いており、5月18日までの予定です(5/9現在)。棒を持った警官が厳しく取り締まっています。国際線・国内線の運航停止は5月末まで続きます。2015年4月25日に発生したネパール大地震から丸5年、未だ復興途上のネパールに、このような困難が降りかかるとは…。

 
 町では、人々が身を寄せ合って、支え合って暮らしています。地震で家が壊れたものの、建て直すお金がなく、応急処置のまま暮らしている方も多くいます。奥地の村々では、未だ避難キャンプで暮らす方々、壊れた家で凌いでいる方も…。中には、政府からの支援金で家を建てられた方もいらっしゃいます。しかし、自分の土地でなければ支援対象にはならないため、地震前から住む家がなく、行きついた地で生活していた方々には支援金が届きません。そのため、壊れたままの家をトタンの屋根で覆って暮らされているのです。衛生的な水も手に入りません。

 自然災害も、感染症ウィルスも、公平ではありません。元々あった社会の不平等を、さらに拡大しています。


 社会保障のないネパールで、皆、これまでどれほどの困難を乗り越えてきたのだろうと思いました。10年に亘る内戦、武力衝突や治安悪化による外出禁止、頻発するバンダ(ストライキ)、長時間の停電、ガソリン不足、物資の不足と高騰、大地震や洪水などの自然災害・・・希望が見えない中、さらに今までにない長期の外出禁止です。

 今は感染が広がらないように、経済的にも精神的にも、命が守られるようにと祈るしかありません。生産者の方々にとって、仕事が再開されることが希望となっています。(ネパリ・バザーロ代表 高橋百合香)

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 タラ・プロジェクト(インド)も4週間以上にわたり休業状態が続いています。短時間で生活必需品を買いに行く以外は誰も外出を許されていないので、すべてのスタッフと職人たちは家にこもっています。農業や漁業など限られた産業は稼働することを許されていますが、働く場所を失った日雇いの労働者や工場で働く人たちに対する打撃は計り知れません。その影響はもちろんタラ・プロジェクトの職人たちにも及んでいます。


 職人たちは工房の設備を使ってアクセサリーを製作しています。在宅で仕事をすることは難しく、輸送手段も断たれているため、全く生産ができない状態です。政府の支援や社会保障もないので、私たちのような小さな事業者が生き残っていくための資金繰りはますます厳しくなりそうです。

 周辺の小さな工房はすでに多くが廃業し、このままでは近い将来ほとんどが消えてしまうでしょう。私たちだけでなくアメリカやヨーロッパの依然厳しい状況により、海外からの受注が減ってしまうことも懸念しています。


 こんな状況ですが、タラ・プロジェクトではスタッフやすべての職人たちと定期的に連絡を取り合い、コミュニティで活動するグループを通じて、支援を必要としている人びとに炊き出しや食料品を配る活動を続けています。また、家を失い自治体が用意したシェルターに避難している人たちへマスクを配りました。

 こんな時だからこそ、人のためにできることをしています。しかし残念ながら、限られた資金の中では全ての人を助けることはできません。


 早く状況がよくなって、職人の手による製品がたくさん売れるようになることを願っています。みなさま、支援と連帯をありがとうございます。(タラ・プロジェクト代表 ムーン・シャルマ)




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 おいもだより3月ウラコラム   2020年3月21日(土) [おいものせなか通信]

   だれでもが安心して幸せなお産を

                          2020.3.20
 
 はじまりは、今から35年前。東京のマンションの一室だった。「大阪から面白い人が来るみたい。行かない?」と友人に誘われて行ったその部屋には、妊婦さんが数名。え、何が始まるの?場違いな所に来てしまったなと。まず2本のビデオを見せられた。

 NHKの、「赤ちゃんは土日に産まれない」という大病院の出産のTVドキュメンタリーともうひとつは助産院でのアットホームな出産の様子。対照的なふたつの出産に驚き、結婚もまだなのに、赤ちゃんは病院で産むものと思っていた私は、自分が産む時は助産院がいいなと思った。その時はじめて、産み方はひとつでなく、自分で産む場所や方法を選べることもあるのだと知った。彼女は当時バースコーディネーターの草分け的な人だったのだ。


 数年後、私は岩手の人と結婚して妊娠。岩手山の麓に住み始めて、友人の紹介で盛岡の助産婦さんを見つけて自宅分娩を決めていた。が、「山で猿の子を産むんじゃないよ!」と、母から里帰りを強く言われてしぶしぶ従うものの、すぐに郷里の助産師会を調べた。病院と連携してベテラン助産師5名で運営している母子センターを見つけて、昔乳児院というレトロな建物で超安産。助産婦の熟練の技と産む快感に味をしめて、2人目から岩手でと、助産婦さんを探すのに苦労したが、皆畳の上で産んだ。そこからひとつ下の世代の有機農家さんたちが、私もと後に続いた。

 その一方で、お客さんから、「私はつらいお産だった」という人がいかに多いかを知った。それは難産とかでなく、一人で放っておかれたり、医療者の言葉に傷ついたり、一番心身がデリケートな時に優しくされず物のように扱われたこと。それがずっとトラウマになって、子育てがスムーズに行かなかったりしたと。お産は楽しいなんて言う私は例外だった。なぜ、一生に何度とないお産を幸せな経験にできないのだろうか。

 
 1993年開店した年に産後4ヶ月で朝日新聞岩手版に連載を始めたコラムに、お産のことを初めて書いた。1996年愛知県から自然分娩の吉村正医師を東北で初めてよんで、300人規模の講演会を行う。以後3回岩手によんで、いずれも満員の人気ぶり。何だ、みんな関心はあるのだ。2000年、友人が自宅出産を予定していたが、破水から陣痛が来なくて怖い想いをしたことで、県内のお産情報誌「お産ぽ通信」を友人と3人で発行した。

 同年、男性助産士導入問題が起こり、岩手で反対運動を広げて、「いのちのせんたくきニュース」で発信。岩手日報にこの問題を続けて取り上げてもらう。東京の集会にも参加し、法案が通らないよう全国の仲間と国会議員に陳情・ロビー活動。女性の8割と夫たちも反対している法案だ。熱い運動のおかげで男性助産士の誕生は免れたが、名称変更されて助産師になった。その間、私は仕事よりも運動にエネルギーを使い果たし、幸い夫の理解はあったものの、家計は火の車。燃え尽き症候群で、しばらくはお産のことには関わりたくないと、仕事に専念した。


 そして2004年、県立花巻厚生病院の産科休診問題が。ニュースが新聞に載った日の夜、女性市議3名がうちに駆けつけ、行動を起こそうと。私は医療行政に物申すことの大変さや、加えて夫が仕事をやめてそれどころではないと断ったが、お産といえば私しかいないと説得され、「お産と地域医療を考える会」を皆で立ち上げた。

 行政要望や講演会、学習会など次々と精力的に活動を行った。486名の女性のアンケート調査では、産む場所がないことの不安よりも、困ったことや辛かったことなど行政や医療者への要望が熱く書かれていた。岩手県立大学看護学部の協力でアンケートを集計・分析した産む側の声の報告書を行政と県内各病院に送った。だが何の反応もなく、声が届かないことにがっかりした。


 岩手から始まった産科医不足問題は、2年後には全国的な社会問題になる。男性助産士反対運動後に設立されたNPO法人「お産サポートJAPAN」のシンポジウムで岩手の状況を話し、病院集約化の海外の失敗例も学んだ。医師不足の地域で助産師と医師が連携した政策を国に提言しようと、「お産といのちの全国ネット」を設立して100万人の全国署名を始めることに。

 私は世話人代表になり、まず国会請願の文書づくり。東京らの仲間とメールで悪戦苦闘して書いた4つの請願は、医療者の過酷な労働環境にも配慮された文面で、男性や医師まで共感して署名活動に協力してくれた。この請願内容が全国の地域で実現されれば、お産難民の問題が改善されるだろう。2ヶ月半で衆参30万筆集まった署名用紙を国会に提出、衆参の厚生労働委員会で全会一致で採択されたのだ!毎国会で60も提出される請願の6%しか採択されないという中で画期的な出来事。男性が多い議員にお産の状況の説明をする努力も実った。

 国が認めた私たちの提言が、内閣府から自治体に通達され実施されたらと期待したが、強制力がないので、県政で検討されることもなかった、残念だ。行政は医師不足では、産む側の声よりも医師の方が大事なのだとわかってきた。でも、全国でうねりを起こしたのだ。発行していた「お産ぽ通信」も10年続けて、震災後の放射能特集を最後にした。


 行政も医療者も住民の声をきちんと受け止めて、柔軟な改革ができたらいいのにとつくづく思う。いつも「暖簾に腕押し」は悲しい。言っても無駄だと声を上げなくなる。それでも、今回花巻の産院不に会の相棒の小野寺と行動を起こそうと決めた。医師不足で医師が大病院に集約されて、計画的・管理的なお産が増えるのが心配。妊産婦が病院におまかせでなく、自分のお産に積極的に向き合い、医療者とよく話し合うことで信頼し、納得のいく幸せなお産をしてほしいと、この冊子で伝えたい。

 吉村氏曰く、お産は文化、芸術、哲学に通じる神聖ないのちの営みだから。


 これは私のお産活動の最後の大仕事かな。それにしてもかなりの難産、こんなに大変だとは…。そこが素人の無知・無謀さと、浅はかさよ。

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 おいものせなかだより3・4月   2020年3月20日(金) [おいものせなか通信]

 1週間ぶりの更新です。少し体調も回復してきて、ここ2日間早く通信を出さねば!と、マスク鬼ババアになって書いてました。
 おとといは夜明けまでやってて(;^ω^)ゲッソリバア、今日やっと出せましたー。

 ウラコラムは、後でUPします。

 本日営業しています。午後5時半閉店です。明日は法事で臨時休業します。

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 おいもだよりウラコラム    2020年1月17日(金) [おいものせなか通信]

     利他と照一隅
                          2020.1.17   

 昨年12月は、たてつづけに心を揺さぶられ、そして、考えさせられることの多い月であった。

 うちで主催の映画「パパ、遺伝子組み換えってなあに?」の上映会で、あらためて環境にも人体にも悪影響が懸念される遺伝子組み換え食品が知らないうちにどんどん入ってきているという事実を知った。ラットの実験では、食べ続けさせて1年後に肝臓や子宮に多くの腫瘍ができた。でも、大抵の人は無関心。私たちはまず知ること、そして何をどう食べるかを考えなくては。


 12月4日、アフガニスタンの飢餓や貧困を救うために、35年間尽力されてきた医師の中村哲さんが銃撃された。本当に残念で、毎日ニュースをチェックしたが、意外にメディアが取り上げず、市内の本屋にも著書が一冊もなかった。「誰もそこへ行かぬから、我々がゆく。誰もしないから、我々がする」と、辺境の山岳地域にも診療所を作り、2000年の未曽有の大旱魃にいのちの水をと1600本の井戸を掘り、用水路を7年かけて完成させ、1万6千㌶を緑の農地に回復して、周辺の60万人が生活を取り戻した。マザー・テレサに匹敵するくらいの偉業を成し遂げてきた人だと思う。しかし、一体日本人の関心はどこにあるのか…。


 年末のテレビで、性暴力と闘うコンゴのデニ・ムクウェゲ医師の「沈黙は共犯 闘う医師」のドキュメタリー番組に衝撃を受けた。武装勢力の女性への性暴力が、「一番安い戦争の武器」で「恐怖を植えつける戦略」として、女性の体の上で戦争が起きている現実。被害者は赤ちゃんから80才まで。生後6ヶ月の赤ちゃんは性暴力で内臓が完全に破裂。ほかにも性器の中で銃を発砲されたり、ガラス片を混入されるなどの残虐さ。性欲からではなく、共同体の中心である女性を破壊することで村を破壊し、子どもや女性をスマートフォンに使われる資源のコルタン(世界の8割がコンゴ)や金の採掘に奴隷のような労働をさせる。デニ・ムクウェゲ医師は20年間で10万人を治療し、うち性暴力を受けた女性を5万5千人治療したが、4万5千人は深刻な被害。レイプされて生まれた子がレイプされる性暴力の連鎖に、世界に声を届けようと、招待された国連のスピーチの帰国後銃撃され、自分をかばってくれた警備員が頭と背中を撃たれて死んだ。まさに、今もいのちをかけて、理不尽な不平等と闘っている。


 これは、2004年の花巻市の宮沢賢治学会イーハトーブ賞で中村哲さんが、受賞式に現地から送ってきたメッセージの一節。

 「(前略)幾年か過ぎ、様々な困難―日本では想像できぬ対立、異なる文化や風習、身の危険、時には日本側の無理解に遭遇し、幾度か現地を引き上げることを考えぬでもありませんでした。でも自分なきあと、目前のハンセン病患者や、旱魃にあえぐ人々はどうなるのか、という現実を突きつけられると、どうしても去ることが出来ないのです。(中略)

 よくよく考えれば、どこに居ても、思い通りに事が運ぶ人生はありません。予期せぬことが多く、「こんな筈ではなかった」と思うことの方が普通です。賢治の描くゴーシュは、欠点や美点、醜さや気高さを併せ持つ普通の人が、いかに与えられた時間を生き抜くか、示唆に富んでいます。遭遇する全ての状況が―古くさい言い回しをすれば―天から人への問いかけである。それに対する応答の連続が、即ち私たちの人生そのものである。その中で、これだけは人として最低限守るべきものは何か、伝えてくれるような気がします。それゆえ、ゴーシュの姿が自分と重なって仕方ありません。(後略)」


 ライターの稲垣えみ子さんは、「中村さんは余裕があったから人を助けたわけではないに違いない。(中略)訃報に際し、多くの人が『かけがえのない人を失った』と語った。でもそんなことを言っている場合じゃない。我々誰もが『かけがえのない人』になれるし、またならねばならないのではないか。中村さんの人生はそのようなことを我々に問いかけたのではないだろうか」と。

 世界で起こっている問題は、自分とは無関係ではない。自分たちの問題だと受け止める感性や想像力。民族、人種、性別、障害者など、たとえちがう立場の人でも、差別や偏見を持たずに相手を尊重し、自分と同じ人間だと思えれば戦争はできない。


 中村哲さんの座右の銘が、「照一隅=一隅を照らす」だと知った。「照一隅」とは、お金や財宝は国の宝ではなく、自分の置かれた場所で精一杯努力し、明るく光り輝くことのできる人こそ、何物にも代えがたい貴い国の宝だという意味だそうで、中村さんはよく講演で、「自分の身の周りから、一つ一つ照らしてゆくことが大切だ」と話されていたそうだ。

 デニ・ムクウェゲ医師は、2018年ノーベル平和賞を授賞し、「世界の悲劇に背を向けるのは共犯です」「性暴力を続けさせているのは、社会の無関心とタブー視と沈黙。沈黙を破ることが性暴力に対する絶対的な武器になる」とスピーチした。

 昨秋の来日講演では、好きな日本の言葉「利他」を掲げ、「人生で大切なのは、自分のことだけを考えないということ。他者の人生をより良くするために、他者の苦しみを和らげるために、自分には何ができるのだろうかと考えるということです。そうすると自分が損したように感じるかもしれませんが、何も失ってはいません。あなたはもう大きな恵みを受け取っているからです」 



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 おいものせなかだより 1・2月  2020年1月17日(金) [おいものせなか通信]

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 ウラコラムも書きました。夜にでもUPします。
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おいものせなかだより11月    2019年10月30日(水) [おいものせなか通信]

 ブログを1週間更新せず、すみません(;^ω^)。そんな時は、疲れたかな?くらいに。

 なんと月が替わる前に、翌月の通信を出せました!おおー、しかし字だらけだ…。

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 おいものせなかだより10月   2019年10月5日(土) [おいものせなか通信]

 おいものせなかだより10月号ができました。裏面は来週の予定です。

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