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 東和モンパルナス展     2025年1月10日(金) [Art]

 寒い日が続きます。さすが1月は厳寒期。とはいえ、雪がないので大分助かります。

 ブログに書かねばならない話題は多々あるのですが、グータラしてました(^-^;。

 今年は写真UPが大変な時は無しにしても、もう少しマメに書くようにします(^^ゞ。

 今日は美術展の紹介です、東和モンパルナス!とても素晴らしい企画展なので、ぜひ行ってみて下さい。絵画から陶芸まで、本当にレベルが高い作家たちの作品展だと思います。

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 新田コージの大作です。2009年東京の京橋のギャラリー以来15年ぶりの展示です。

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 新田コージの初期の貴重な作品で、タイトルは「自画像」。

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 伊藤正さんの陶芸はいつもすごく重厚で、存在感があります。

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 レンガに鉄を組みまわせたのが面白いです。

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 この佐々木秀次さんの作品はいつも凄いなとセンスも良く、私は大好きです。

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 2月24日まで。午前8時半~17時まで、入館は16時半まで。月曜休館(祝日の場合は翌日)
 隣接の八丁土蔵にも展示され、同時に観れます。ぜひ、行ってみてください。



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 「柚木沙弥郎 永遠のいま」    2024年12月4日(水) [Art]

 今日12月4日は中村哲さんが5年前に凶弾に倒れた日です。アフガニスタンのために尽力されてきた中村医師が現地で殺害されたことは本当にショックでした。でも、人々の中村さんへの感謝は消えず、遺志を引き継いで活動が継続されていると聞いて、よかった・・・。

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 昨日岩手県立美術館に行きました。「柚木沙弥郎(ゆのきさみろう)永遠のいま」。恥ずかしながら、よく知らなかったのですが、おなら友だちのキョウコ(昨年7月通信の爆笑?ウラコラムに登場)が柚木さんの大ファンで熱く語っていたのを思い出して、行ってみようかなと。

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 ビックリ、あの時代にモダンで大胆な作品に圧倒されました。とてもよかった。そして、101歳で亡くなる2か月前まで創作をしていたとは凄いです。先日NHKの日曜美術館で放映され、101歳の柚木さんは「ワクワクすることが大事」と語っていました。死ぬまで現役で情熱衰えず、すごい。


 とりわけ心を動かされたのが、名実ともに評価されていたのに60代になってから、自分の新たなことに挑戦し変化していったことです。それが、美術展ナビというサイトで紹介されていました。以下抜粋。
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 続く第2章の「ワクワクしなくちゃ、つまらない」から、柚木の本領が発揮されてきます。1980年代半ばから「これ以上同じ仕事を続けることは、自分自身の模倣となり、作るものは抜け殻にすぎない」と感じ、その後20年ぐらいにわたって、版画、絵本の挿絵、立体造形など多様なジャンルに創作の幅を広げました。
 美術展ナビhttps://artexhibition.jp/topics/news/20241021-AEJ2446480/
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 こちらも、おすすめの美術展です。

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 夫の親友だった田村晴樹さんの個展が、北上の諄子美術館で開催されています。岩手日報の随筆家のコラムのカットも長年担当している画家さんです。独特の優しい色合いの水彩画。お知らせ遅くなりました(^^;)。月火金休館ですが、14日(土)迄にぜひ覗いてみて下さい。

     
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 「東和モンパルナス」なんだ、この素敵なパリ風ネーミングは!?

 東和町で制作活動をしてきた画家・彫刻家・陶芸家・写真家さんたち26名の作品を展示する萬鉄五郎記念美術館の企画展です。新田コージの作品も出品しています。皆さんの作品を一堂に、見ごたえある素敵な企画展です。期間長いので、ぜひ会期中に足を運んでみて下さい。




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 青森県立美術館の奈良美智展       2024年1月25日(木) [Art]

 今日も寒い1日でした。昨日の雪も今日は溶けましたが、気温は低く、やはり1月末は厳寒期。それでも、氷点下で雑巾やモップが凍る朝が殆どなく、助かります。

 でも、昨年の冬の5か所の水道管が凍結破損したパニックを思うと、油断はできないです。

 一昨日、青森県立美術館に行ってきました。企画展の奈良美智の展示を観に。

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 有名な彼の作品を少し知っているくらいで特にファンではありませんでしたが、昨年ビッグイシューの奈良美智の表紙の号を八戸市からわさわざ買いに来たファンの方がいらして、(あるかどうかわからないのに(*_*;)、その後次々とうちの常連さんが奈良ビッグイシューを買われて、初めて追加注文の人気ぶりにあらためてビックリしました。


 そして、たまたま図書館で見た雑誌の奈良美智特集で、彼のセンスとライフスタイルが面白いなと感じ、このような企画展は次いつやるかわからないし、行ってみようかなと画策していたわけです。

 
 奈良ファンですという常連のお客さまに、「青森の美術館行きました?」と聞いたら、「行きたいけれど…、私は専業主婦だから、自分だけ美術館なんて、家族に遠慮があります」と言われました。

 いやいや、専業主婦は毎日家族のために働いているすごい仕事ですから。次いつやるかわからないし、あの時行きたかったと後で後悔するより、毎日頑張っている自分のご褒美に行って行って~。夫も子どもたちも意外にスンナリと、行ってきたらと言うんじゃないかな。


 というような余計なお世話を私は言いました。そうか、そうですねと明るく答えた彼女、どうしたかな。完璧に主婦業をこなす柔らかい雰囲気の素敵なお母さん、我慢していることも多かったのね。

 今でこそエラそうに言ってる私も、自分がいいなと思うものに、お金と時間を使って気兼ねなく行けるようになったのは、子育てを終えて60歳過ぎてからでした。いっぱい我慢してきた。


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 右は、棟方志功の表紙の絵が気に入って買った、ノート


 大したファンでもない私でしたが、とてもよかったので、図録を買いました。厚さ3㎝のずしっと重いのですが、展示内容をほぼ網羅していて、後で見返してもまた新たな発見がありそうです。

 いや、ほんとうは、おいもの奈良美智ファンのために、カフェに置いておこうと。
 

 せっかく青森まで来たから、棟方志功記念館にも足を延ばして、あとは観光しないで早めに帰ろうと駅に行ったら、東北新幹線が停電で運休?ええー!それでも運よく発車寸前の臨時列車に乗り込めて、途中駅の停車時間も多かったけれど、何とか夕方帰宅できました。仙台からは動いてなかったから、仕事や旅行で足止め食らった人はかわいそうでした。


 奈良さんは、反核や反原発などの社会問題の意識もある方だと知りました。「女の子の絵」のイメージしかなかったのですが、よく見れば、どこか哀しげだったり、怒った顔だったり、社会への反発を現わしていたのかもしれません。


 青森県立美術館へ行こうというきっかけをくれたビッグイシューと八戸の方に感謝です。


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 いつまでも眺めていたくなった、奈良コレクションのレコードジャケットの展示。

 青森県立美術館の奈良美智企画展「ここから」は、2月25日まで。

 余談ですが、ニュースでこの日に奈良展5万人目の入場者が出たと。図録が記念品、残念(笑)。あと、台湾人の入場者が多かった。奈良さんは台湾が好きで滞在して描いていたこともあったとか。


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 久々の岩手県立美術館     2023年9月17日(土) [Art]

 明日の敬老の日の祝日、月曜日は営業します。少し早め、17時閉店にします。  あすの定休日営業の代休として、水曜日休みますので、今週は火・水曜休みです。


 半月前の話ですが、9月10日終了の岩手県立美術館の「フィンランドのライフスタイル展」に、知事選が終わって、やっと行けました。前売券を買っていたので、行かなきゃと。

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 日本でフィンランドのライフスタイルが人気ですが、私は家具や工芸も実用的で美しいとは思うものの、むしろ幸福度ランキング第1位というのに注目してて、それを探りたかった。

 美術館なので、アート的物体の展示で、私の疑問の答えは簡単にはみつかりませんが、居心地がいい空間でした。様々なスタイルの椅子が素敵でした。あと、ガラス工芸が美しかった。

 思いきってカタログを買いました。カフェに置くので、フィンランドに浸って下さい(笑)。


 美術館のミュージアムショップで、なんと飯坂真紀さんの作品集を見つけました。
 あの「投票に行こう」のポストカードを趣味で、いや自費で(^-^; 作った画家さん。

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 実は、こんな感じの絵を描いてる方ですよと紹介したくて。渋い色彩の家や建物の絵が懐かしく癒されるような絵です。こちらもカフェに置いておきます。手にとって見てくださいね。

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 橋場あや 地上5㎝の歩行 展    2022年11月15日(火) [Art]

 岩手は11月末には雪が降ることもあり、雪が降る前に少しでも片付けなければと、東和町のカオス小屋に、昨日片づけに行って大分進んだけど終わらないし、キリがなくて、今日の天気が晴れになったので、よし今日も行くぞ~と。

 朝早起きして、7時頃の朝焼けの空に感動しつつ、とにかく朝は寒い(*´з`)。

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 午前中で終える予定が、結局午後1時半までやって、その後鉄くずを売りに行く前に、行きたかった美術展に。開催してから半月も経つが、来週も再来週も行けそうにないので、汚い格好でもいいやっと。

 橋場あや展

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 橋場あやさんが新田コージの絵を気に入って下さり、橋場さんの絵は私も大好きでした。障害をもつ方の美術教育にも長年取り組んできました。すごい方です。


 橋場さんは、今年90歳!若い頃の作品も素晴らしいのですが、最新作!の展示が次々出てくるのでびっくり。


 頂いた作品リストを数えてみたら、なんと77点も!絵画に織物、陶芸や木彫の人形と、これだけ多彩な才能があったのかとあらためて、すごいなと感嘆します。

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 隣りの八兆土蔵には、障がいをもつ子どもたちとのコラボ作品の展示もあり、こちらもまた素晴らしいのです。


 12月4日(日)までです。よかったら、ぜひどうぞ。


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 東京銀座のギャラリーで     2022年8月20日(土) [Art]

 8月22日から、東京銀座のギャラリーで行われる美術展の案内です。

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 新田コージの親友で人気作家のわたなべゆうさんのコレクション展(ファンが購入された作品の展示)ですが、新田コージの作品も数点展示されます。

 コージさんとゆうさんは20歳の頃共に放浪していた長年の友人です。

 先に画家として大成したゆうさんを目標に50歳で画家を目指したコージさんにとって、一緒に作品を展示してもらえるのは嬉しいことで、あっちで二人でお酒を酌み交わしているでしょう。

 


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 春に素敵な絵を観に行こう    2022年5月6日(金) [Art]

 今やっている、おすすめのアート展のお知らせです。
 
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 「葉っぱといっしょにはなうたを」戸田さちえイラスト展
 
 いつもイラストどでお世話になっている、人気のさちえさんの絵の作品展です。

 カフェくるみは東和町のこっぽら土沢の地下にあり、1階の雑貨屋さんにっちがやっています。5月9日(月)はにっちでパン屋ルーツの月1の出張販売があります。ぜひ、にっちとくるみにお立ち寄りください。
 にっちのブログ https://blog.goo.ne.jp/niche20140501


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 高橋正明さんは、おいもがカフェを始める前に指導して頂いた、夫の古い友人です。
 盛岡で老舗のコーヒー自家焙煎の喫茶クラムボンを営むかたわら、とても素敵なネコの絵を描いていました。その原画展が7月までレトロな洋館で展示されています。

 画文集「心象風景 ねこ町のクラムボン」はおいもでも販売しています。1300円。


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 その喫茶クラムボンで夫の新田コージが30年近く前、初個展を行った時に、作品を買って下さったのがたんのそのこさん。当時の明るいクレヨン画の作品を気に入ってくれました。


 たんのさんは、陶土を使った重厚でいて、何とも言えない複雑な色彩の作品を制作しています。
 ご案内が遅くなりましたが、14日(土)まで水沢のGallery ANでやっています。ぜひ、足を運んでみてください(*^^*)。


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 はるまちづきの四人展     2021年12月14日(火) [Art]

 今日は久しぶりに盛岡の友人の作品展に行ってきました。
 今年は定休日も忙しくて、案内を頂いてもなかなか行けなかったので、天気とにらめっこしながら、えーい今日しかない!えいやっと盛岡へ(*^▽^*)。

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 素敵な絵を描く飯坂真紀さんと田村晴樹さんは、夫の古くからの友人で、ずっと作品を制作して毎年個展を行っています。そして、今回は陶芸作家さんと織物作家さんとの四人展です。

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 壁の左側が飯坂真紀さんの作品、右側が田村晴樹さんの作品です。


 会場は、盛岡市太田(タカヤアリーナの近く)のカフェ「けたる」の2階です。
 30年以上の老舗カフェのランチタイムは大勢のお客さまで賑わっていました。

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 羊毛から手紡ぎして手染めして手織りのストールやバッグは、手触りも柔らかく、どれも本当に素敵でした。新潟の斎藤伸絵さんの作品です。

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 焼き物の器は、雪ノ浦裕一さんの如月窯で、こちらも見ほれるような素敵な器です。
 思いがけず、鉄の釉薬をかけた鉄?のような皿やブルーが綺麗な小皿に魅かれました。


 今週土曜日までやっています。お時間がある方は足を運んでみて下さい(*^^*)。

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 せっかくここまで来たからと、帰りにツタヤで安い中古本を探して、たくさん好きな本が見つかり満足(#^^#)。アートと本と器と、やっぱり行ってよかったと思えた休みの日でした。

 

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 田村晴樹水彩画展     2021年6月4日(金) [Art]

美術展の紹介です。北上の惇子美術館で田村晴樹展を来週末まで行っています。

 惇子美術館は、新田コージの初期の作品を常設スペースで展示していて、田村晴樹さんは新田コージの友人で色々とお世話になった作家さんです。


 5月1日から開催していたのに、こんなギリギリになっての紹介ですみません!

 私が行ってからちゃんと紹介したいと思いながら、なかなか行けなくて(*_*;。

 美術館は月・木休館ですが、12日までぜひ足を運んでみて下さい。入館料200円。
北上駅西口駅前のプラザぐろーぶ5階です。駐車券もお持ちください。


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 石岡瑛子の回顧展カタログ     2021年4月5日(月) [Art]

 お店には何ら関係のない話題ですが。

 特に芸術的素養のない店主(私)ですが、たまに「これ観たい!」と思わせる展覧会に出会うことがあり、これがそうでした。

 石岡瑛子の回顧展https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/eiko-ishioka/


 石岡瑛子の名前は聞いたことはありましたが、こんな仕事をやっていたとは!

 ただ新聞でこの回顧展を知ったのが、すでに終わった後(/_;)、3ヶ月もやっていたのに。

 悔しいけれど、東京近辺はいい展覧会やイベントが多くて、ホント近い人が羨ましい。


 このサイトを見てるだけでもワクワクして、やはり観たかったなあと。
 だから、カタログが出てるのを知り、むむ、ちょっと高いけど、買いました。

 こういう本はその時買っておかないと後で手に入らない、貴重な保存本です。

 そして、届きました!重い、分厚い、世界初の大規模回顧展のカタログ。

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 たぶん、元々持っているずば抜けた感性がすごいと思うのですが、それに手を抜かない、全身全霊で努力するところが、素晴らしい仕事につながったのでしょう。

 たとえすごく評価されても、マンネリを脱し、チャレンジしていた人なのです。


 石岡瑛子は、
   「血が、汗が、涙がデザインできるか」


 私は、
「(途上国の)血が、汗が、涙が伝えられるか?」


 おいもカフェでご覧になれます。



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