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 時代は変わるから       2020年8月11日(月) [お店のこと]

 今日も30度越えの真夏日。外に出たくないけど、水がない!
 汲みに行かなきゃー。お墓の掃除にも行かなきゃ(*´▽`*)。

 ということで、日焼け止めとファンデを厚塗りして出ました。

 IMG_4548[1].jpg

 すごい勢いで山の湧き水が出て、気持ちいいー。
 しかし、真夏の自然はこれでもか!というくらいの濃い緑で迫って、風情がない。
 私はやはり、春の芽吹きの頃の微妙なパステルの色合いや秋の紅葉が好きです。

 
 新田家のお墓とは別の身内の墓地の掃除に迷いながら行ってみた、あ、ここは…。


 お店を始める前に廃品回収をやっていた頃、よく仕事で入っていた場所でした。


 30年前、不燃物のゴミ捨て場で野積みされたごみの山に契約業者として、アルミ缶や一升瓶、鉄屑などの資源ごみを拾って生活していました。色々な廃棄物の中には、ブリキのおもちゃやまだ使える電化製品や骨董のお皿などがあって、宝探しのような面白さがありました。

 当時1~2歳の子どもをおんぶして、2トントラックを運転して、高さ10mほどのゴミの山の上を危険物に気をつけながら、夫の仕事を手伝っていたのが懐かしい思い出です。

 
 元々、夫の父が請け負っていた仕事で、その後夫が入院した時に、義父がここの収入を渡さなかったことで、クサレヨメ!クサレジジイ!の事件がありました(笑)。


 その後墓地になったとは聞いてはいましたが、今日行ってみたら、ごみの山だったところではなく、そこを見下ろすような高台に整備されたきれいな墓地でした。


 お店を始めた前後は、リサイクル業をやっていたことでよく環境問題の講演を頼まれて、このごみの山での経験を話すと、皆さんひくのです(笑)。「嫌じゃなかったですか?」と。


 確かに、若い頃は世界を股にかけて仕事がしたいなんて理想に燃えていたのに、なんで私は田舎でごみ拾いしてるの?と思ったこともありました。でも、子どももできて食べていかなければならないし、まだ若かったからか(30代だけど)、こんな経験普通じゃできないよねと楽しんでいた面もありました。


 廃品回収の合間に県内各地へ行商に行って、ガラクタかお宝かを売る生活でした。
 絶対勤め人ができない夫を持つと、いつもスリリングでハチャメチャな感じ(^_^;)。
 オット選びは大事ですね(笑)、一生を左右するから。


 ま、そんな30年近く前の仕事がフラッシュバックした、今日の出来事でした。


 月日が経てば変わっていきます。自分も人も環境も。いいことも悪いこともずっとは続かないと思っています。その時を必死に生きて、変化も受け入れて前向きに、が必要なのかなと。


 私は若い頃からなぜか刹那的で、いつ死ぬか分からないから、自分の直感のままに選んだ人生でしたが、その分苦労も多かったのかな。安定を選べばよかったとか愚痴も言いました。


 還暦を過ぎて、これからは終活を考える日々です。人生は思い通りにはいかなかったけれど、すべては自分の選択で、与えられた運命に感謝して、これからはおいものせなかでどれだけ皆が幸せになるかを日々考えていきます。


 店のことだけ書けばいいのに、こんなことまで、だるいよね、面倒な店主だね。

 だから、おいもはふつうの自然食品店ではないのだ(笑)。
  

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