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  セラピー犬 サリーちゃん       2016年6月29日(水) [+ Cafe]

  先日のブログで最後に載せた、かわいいワンちゃん(^.^)。「あれ?おいもにいたっけ?まさか」
  いや、あれはアニマルセラピー犬で、プードルのサリーちゃんです。

  先月、いつもクーネ(被災地支援の化粧品)を買って下さる小原さんが、アニマルセラピストの
  活動を知ってほしいとパンフレットをもって、サリーちゃんを連れて来られました。

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  アニマルセラピーは、病院や老人ホーム、施設で、心や体を病んでいる方に、セラピー犬に
  触れてもらうことで安らぎや喜びを感じて、心がほぐれ、心身面で改善が期待できる活動です。
  実際、心を閉ざしていた自閉症などの人たちへの効果も報告されているようです。
  詳しくは、日本アニマルセラピー協会 http://animal-t.or.jp/

  小原さんは、昨年飼っていた愛犬をなくして、しばらく経った後また犬を飼いたいと思った時に、
  何か社会の役に立つことはないかと、セラピー犬に出会い、アニマルセラピストの勉強もしました。
  そして、協会の本部にいたサリーちゃんを譲り受けた小原さんは、岩手では初めて、東北でも
  珍しい、貴重な存在です。小原さんは、サリーちゃんを必要としている皆さんのお役に立ちたいと。

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  盲導犬や介助犬とは違い、セラピー犬の認知度は低く、公共の施設や飲食店に入るのは難しい
  ということです。でも、おいもカフェはOK!今日も連れていらっしゃいました。
  大きなぬいぐるみのようで、すごくかわいいのです。

  7月9日の映画上映会のときに、さりーちゃんが受付でごあいさつに立ちます。
  映画の予約もやっと目標の半分になりましたが、あと10日。頑張らねば・・・。
  皆さまのご協力とご参加をお待ちしております(^.^)。

  

  「憲法改正」って、なに?        2016年6月23日(木) [政治・経済・社会]

  今日は「沖縄慰霊の日」だったのです。今日は何の日か、よく知らなかった私です。ごめんなさい。
  沖縄には、戦争で、今でも米軍基地で多くの犠牲や負担を負わせています。私たちの安全な暮ら
  しはどこかで誰かの負担の上に成り立っているということ。いつか、沖縄の勉強会をやりたいです。

  さて、先日の東和町の講演会の内容を、箇条書きですが、簡単にお伝えします。

         安部政権の「憲法改正」って?           布施祐仁氏
  
  ①安倍改憲の「本丸」は9条

  安倍首相は集団的自衛権を行使できるようにし、日米同盟を「対等」にすることである。
 
  「軍事同盟というのは血の同盟です。日本が攻撃をされていればアメリカの若者が血を流す、
  しかしアメリカが攻撃されているときに自衛隊は血を流さない、これでイコールパートナーと
  言えるでしょうか」(安倍晋三「この国を守る決意」2004年)
  

  9条改正はアメリカの悲願であった

  アメリカは、世界戦争に際して、日本の戦力がアメリカにとって利用できるものであるから。


  日米安保とは何だったのか?

  「『日本の防衛は日米安保により米国が担っている』と考える日本人が今なお存在するが、
  在日米軍基地は日本防衛のためにあるのではなく、米国中心の世界秩序(平和)の維持
  存続のためにあり、日本はこれを協力しつつ、その全般平和(秩序)の中で、日本の主権は
  あくまで日本自身、即ち自衛隊が獲る」(2009年 冨澤暉元陸軍幕僚長)

  ・・・これだけ日本に米軍基地があり、そこに日本の血税を投入しても、日本が攻撃されたときに
  アメリカは日本を守るためでなく、世界中に仕掛けるアメリカの戦争に日本を利用したいと。


  日本企業の海外進出と国益追求に自衛隊活用も。経済界も改憲要求してきた

  「憲法9条第2項を改憲し、国益の確保や国際平和の安定のために、集団的自衛権を行使
  できることを明らかにする」(2007年 経団連)

  ・・・自衛隊の海外拠点強化と武器輸出ビジネス!?


  ②戦争法で高まる国民のリスク

  積極的平和主義の名のもとに日米同盟を地球規模に拡大・・・自衛官が中東やアフリカで「殺し殺される」戦闘を行う危険性が増大する。

  自衛官の命が危険にさらされるだけではない。現地で活動するNGOが危険に。日本に対する
  テロの可能性も高まる。


  ③参院選の最大の争点は「改憲阻止」  

  第1次安部政権の改憲策動を打ち砕いた「9条の会」
  
  2004年に発足した「9条の会」は、全国に6000以上の会ができる。
  

  国民の平和意識を掘り起こした「15年安保」

  世論調査では、憲法を「変える必要はない」が50%以上に達し、「改正すべき」は40%以下に。

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  いま、学びたい学生が経済的問題で奨学金を借りて、大きな借金を背負い、就職も非正規で
  十分な給料をもらえず、返済もできず自己破産など、若者の貧困が問題になっています。

  ここ数年、就職できず自衛隊に入る若者が急増しているとのことで、以前は大卒は幹部候補生
  でしたが、いまは研修生で低賃金…。若者が軍隊に入り戦争の前線に。アメリカと同じ環境に?

  
  参議院議員選挙の候補者が告示されました。参院選242議席のうち、2/3の議席を自民・公明
などの与党がとれば、憲法9条は改憲され、この国はアメリカの戦争に巻き込まれるでしょう。

  それが将来どういうことになるか。なぜ、シールズのような若者が、必死になっているのか。
  若い人たちも棄権せずに選挙に行きましょう。国益よりも国民を第一に考えてくれる政党に投票を。


  映画の前売り券が売れた日        「2016年6月20日(月) [政治・経済・社会]

  先週の火曜日の定休日は、映画「広河隆一 人間の戦場」のチラシを図書館やさくらホール
  などの公共施設に置いてもらいに、あちこち回って、ドッと疲れた休みになってしまいました。(>_<)

  明日は休もう…。長く頑張ってくれたパソコンもいよいよかなと、買い替えをどれがいいのか、
  さっぱり決まらず、知人のすすめもあって、盛岡の中古のパソコンやさんに行ってみようかなあ。

  先週の土曜日に、初めて前売り券が売れました!ちょうど3週間前。
  大体、おいもがやるイベントは、一般受けしない内容なので、集客にいつも苦戦しますが、今回は
  前回の「ザ・トュルー・コスト」と違い、さっぱり予約が入らなくて、毎日どきどきしていました。
  
  その日盛岡からはじめて来店されたカメラを首から下げたおじさまは、おでってでチラシを見たと。

  「どんなところでやるのかと思って?へー、このカフェでねー。ほほー。
   おおお、私が見たかった写真集があるじゃないか!?」
  「広河隆一は写真家の間では、みんな知っているから、写真好きの人たちが集まるところに
  チラシを置くといいよ」
  「盛岡の行きつけの写真屋さんと、写真家が集まるカフェに、チラシ持って行ってあげる」
  「この映画を、盛岡でやるのでなく、花巻でやるということに、私は感心してるんだよ」

  お店は興味ないけれど、ただ前売りを買いに来られた、そのおじさまが救世主に見えました。
  それから、その日はなぜか予約も入って、夕方の「とうわ9条の会」主催の講演会に、話も
  聞きたいし、映画のチラシもと行ったら、すでに両面コピーして配布資料に挟んでくれてました。
  ああ、ありがたやー、ありがたやー。   この夜の講演会、ジャーナリスト布施祐仁氏の「安倍政権の憲法改正って?」もよかった。   憲法9条を改正すると、どういう国になっていくのかのお話は明快で、改めて怖くなりました。                   ユウジン.jpg     布施さんは講演に飛び回ってらして、この日8時に終えて、最終で東京に戻り、翌日は北海道の   旭川で講演だそうです。(@_@) 詳しい資料を頂いたので、後日、簡単に講演の内容を   お伝えします。(と言ってて、できるかなー(^_^;)。ブログ更新に時間がかかる私なので。。)   土曜日に前売り券が売れたといっても、まだ10名くらい、、、実は最低でも50名目標なんです。   でないと、夜の街角に立たなきゃいけなくて…いや、おばさんムリでしょーなんて声も(^_^;)。   上映日まで3週間を切りました。皆さまのご支援、ご協力をどうぞよろしくお願いします。              無題.jpg      

  お産と地域医療を考える会          2016年6月19日(日) [お産・医療]

  今日、「お産と地域医療を考える会」の総会・学習会が無事に終わりました。
  
  出席者は少なかったのですが、総会の議案事項も了承され、奥津恵里医師の学習会も
  好評のうちに終了し、ホッとしています。今日の詳しい報告は、これから編集する会報で。

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  「お産と地域医療を考える会」は、2004年、県内の相次ぐ産科閉鎖に危機感をもった有志が
  活動を始めました。年会費1000円ですぐに70名余りの会員が集まり、講演会や医療勉強会
  に行政要望など精力的な活動を続け、その後産科医不足が全国的な社会問題になった時に、
  お産と地域医療の市民活動は全国的にも珍しく、先駆的な活動を行いました。

  2014年に創設満10年の節目で、創設メンバーや会員の退会が相次ぐ中で、まだまだ県内の
  お産環境は解決していないと、私と小野寺の2人が事務局に残り、現在34名の県内外の会員
  に支えられて、大きなことはできないけれど、ゆっくりペースでなんとか活動を続けています。

  今年はまた、映画の上映会や講演会・学習会など、楽しくタメになるイベントを行います!


  産科医不足が改善されないのは、医師の過酷な労働環境など様々な原因はありますが、
  産む女性の側も、医師まかせのお産や産む力が衰えてきていることも大きな原因です。

  現代の食生活や暮らしのあり方を見直して、自分の産む力で、安心して満足できるお産が
  できるように、それがその後の子育てにもスムーズにつながることを伝えていきたいです。
  一応お産の問題、活動歴は長い私なので、何かありましたら、気軽に声をかけてください。

  また、皆さんの疑問、不安、要望などを聞いて、医療者や行政に伝えていきたいと思います。

  6月25日(土)は、私は不在です。「お産サポートJAPAN」の総会・講演会に参加のためです。
  講演会はどなたでも参加可能です。→http://osanjapan.wix.com/osanjapan

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  少し専門的で、難しそう(^_^;)。この団体は国へ政策提言を目的とし、医師・助産師・大学教員
  などの会員が多く、私のようなふつうの母親はまず珍しい?のですが、一応役員になっています。
  実際岩手などお産環境が厳しい地方での活動はゆるくないのですが、想いを同じくする仲間
  から行政への政策提言などのアドバイスなどを頂いたり、勉強や刺激になることも多いのです。

  6月26日(日)、27日(月)も店主不在で、失礼します。お店は、夫が通常通り営業します。 

  

  梅の注文の締め切り間近です       2016年6月15日(水) [おすすめ商品]

  おいもの梅の注文締め切りが迫っています。6月18日(土)です。

  梅栽培30年以上の江刺のいわえんさんの低農薬・有機肥料のとてもいい梅です。
  毎年、初めての方にも、失敗なくおいしく漬けられるからと、梅干し仲間を増やしてきました。
  ぬか床を腐らせるこの私でも、梅干しづくりは失敗せずに10年以上やっているから大丈夫!

  今年は、関東や関西の地方では不作らしく、でも、いわえんさんは豊作だそうです!
  ということは、粒が大きめになるかな?ご希望サイズで小さめ希望も承りますが、おまかせで
  よければ、M~Lになります。大き目は数は少なくなりますが、実がブチュッとおいしいんです。

  もぎたて、フレッシュな梅なので、いついつ収穫しますとご連絡して、2~3日以内に取りに
  来てくださいね。遠方の方は、直送やうちの商品と一緒に発送も可能です。ぜひぜひヽ(^o^)丿。

  青梅は7月上旬。完熟梅は7月中下旬。無農薬赤紫蘇は完熟梅の1週間後です。
  価格は、昨年と同じくらいかと思います。1kg650円~700円。紫蘇1kg550~600円。
  
  梅酒用の玄米焼酎35度(そのままでも旨い!(^^)!)、三河みりん各1.8ℓも予約受付中。

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  ストレスを心の3層構造から考える     2016年6月15日(水) [お産・医療]

  来る 6月19日(日)に、私が関わっているお産と地域医療を考える会の公開学習会が
  あります。 毎日ストレスや体調不良を抱える方には、興味深い学習会だと思います。

  講師は、花巻病院婦人科・女性外来の非常勤医師、奥津恵里さんです。
  お産と地域医療を考える会の総会後の公開学習会ですが、どなたでも参加できます。

  奥津さんは、ご自身の病気の経験から、玄米菜食と言っていいのか、ローフードかな、
  お話していると、江戸時代の暮らしを思わせるような、ちょっと変わったお医者さんです。
  西洋医学は対症療法が主ですが、奥津さんは、症状の原因やからだ全体を診ます。

  今回は、からだの不調はどこから来るのか、オリジナルの視点でお話して頂きます。


    6月19日(日)10時半~12時 
    
    花巻 まなび学園 2階第2和室
 
    参加費 500円 
   
    「ストレスを心の3層構造から考えてみる」

    講師 水沢病院産婦人科・総合花巻病院婦人科非常勤医師 奥津恵里氏

    講師からのメッセージ

    最近は、様々なカンセリングや、自己啓発が、身近になりました。
    今回、お話するのは、ストレスから来る心身症について、理解する方法です。

    なぜ心の葛藤が起きるのか・・・
    私たちは、うまくいかないとき、どうして体調が悪くなるのだろう・・・

    「心の3層構造」とは、私の独自の考えかたです。
    私たちは、自らの心そのものを見つめることが、できるのでしょうか?
    新たな視点を、お話したいと思います。



  

  DAYS国際ジャーナリズム大賞     2016年6月13日(月) [政治・経済・社会]

きのう、「人間の戦場」の映画の広報も兼ねて、盛岡へ「私の自由について」上映会に行って
  きました。大学生が安保法案強行採決に、民主主義ってなんだ?国民をなめんな!と、戦争に
  反対して行動するシールズの若者の半年間を追った映画。感動で胸がつまり、涙が出ました。
  とてもいい映画です。なのに、若者の観客が少なかったのが意外で、本当に残念でした。 


  ちょうど1週間前に東京に行ってきました。フェアトレ-ドの来年春夏の展示会の仕事ですが、
  たまたまDAYS写真展2016をやっていて、ラッキーでした。DAYS今月号と先月号で掲載
  している、DAYS国際ジャーナリズム大賞の受賞作作品展です。はじめて見ました。
  DAYSイベント紹介 http://www.daysjapan.net/event-info/event201604_2.html

  会場入ってすぐの写真、難民の靴の写真に立ち止まって固まってしまいました。会場撮影は
  禁止なので、帰ってきてバックナンバーを調べて、それがこれ。でも写真展での迫力は別格。
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  世田谷区民のための施設で、三軒茶屋からすぐのところです。すごくいい写真展です。
  今週末までです。東京近郊で、行ける方はぜひ、足を運んでみてください。

  映画「広河隆一 人間の戦場」まで、1カ月を切りました。

  少し前、タイミング良く、岩手日報でも広河隆一さんが「時の人」で紹介されました。
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  ここで紹介された写真集がこちらです。「新 人間の戦場」。全部モノクロです。
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  今年最新の写真記録が「チェルノブイリと福島」。カラー。おいもで見本あり、ご予約できます。
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  そして、7月9日の「広河隆一 人間の戦場」にどうぞいらしてください。

  「私の自由について」明日上映      2016年6月11日(土) [政治・経済・社会]

  明日は、安保法案に反対する学生たち「シールズ」の活動を半年に渡って撮り続けたドキュ
  メンタリー映画、「私の自由について」が、盛岡で上映されます。政治に興味なかった若者が、
  現政権のやり方に、「おかしいことは、おかしい」と行動する様子、彼らの奮戦ぶりは、「今の
  世の中ヘンだけど、しかたないよね」という大人たちには、刺激的で胸を打つと思います。

  主催は、盛岡の若い方たちが中心の「ミナセン(みんな選挙に行こう)いわて」です。
  午前は、公会堂で選挙に関する講演会もあるようです。
  私は映画の会場に行って、「広河隆一 人間の戦場」のチラシを配布しにいきます。
  
  ご都合がつく方は、ぜひ、この映画を観て下さい!おでってホール 13時~15時半頃
  「私の自由について」 http://www.about-my-liberty.com/


  今日は、午前中東和町のガーデン・マーケットに行って、「人間の戦場」のチラシを置いて
  もらい、苗を買い、帰りに「にっち」に寄って、「夢の庭づくり」の写真展ものぞいてきました。

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  北海道の滝の上で、14歳から行商で花の苗を売って、荒れ地をコツコツと一人で開拓して、
  60年かけて夢のような花の庭を作られた高橋武市さんの人柄と美しい庭に魅せられて
  北海道に通い続けた鎌倉在住の関戸勇さんの写真展です。

  にっちのオ-ナ-さんが偶然見つけられた素晴らしい庭を関戸さんと本で出版されて、その後
  NHKのBSで放映されてから、有名になったようで、そんなお話も聞けると面白いです。
  なんとパンやル-ツさんのブログで紹介していました!いつもていねいで感心するブログです。
  パンやル-ツ http://blog.goo.ne.jp/panya_roots



  ガーデン&マーケット in 東和         2016年6月9日(木) [イベント]

  今週の土・日曜日に、東和温泉のガーデンで、県内初めてのガーデン・マーケットがあります。
  東和ビオガーデンは、園芸療法の振興の場として建設され、その20周年を記念のイベントです。
   
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  主宰は、園芸療法の日本での草分け的存在のグロッセ世津子さんとご主人のガーデナ-の
  グロッセ・リュックさんです。

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  おいものせなかの庭を最初に作ってくれた「ガーデンナ―セリー吉池」さんの苗の販売や、
  おいもカフェの12月を飾ってくれるささきかおりさんの草花キャンドル作りもあります。
  おいものバラやクレマチスも、及川フラグリーンさんで以前購入し、スクスク育っています。

  詳細 フェイスブック https://www.facebook.com/events/1692703287650925/

  花や植物好きには、とても魅力的なイベントです。
  おいもの7月の映画「人間の戦場」のチラシも、グロッセさんの「みどりのゆび」のブースで
  置いて頂けることになりました。ぜひ、足を運んでください。その後は、おいもに寄ってね(笑)。
  

  おいものせなかだより6月       2016年6月6日(月) [おいものせなか通信]

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 おいものせなかだより裏面                                    2016.6.4

          「1枚の写真が国家を動かすこともある」  

  数年前に、廃刊の危機に陥ったフォト・ジャーナリズム雑誌「DAYS JAPAN」を、友人から
 紹介されて、定期購読の応援を始めました。そこで、世界で不条理な現実に苦しんでいる人々
 の写真に、フェアトレードの仕事をやっている私でも、日本にいて平和ボケの頭に衝撃を受けま
 した。
  あまり報道されることのない真実を、危険をかえりみず取材する報道カメラマンたちを心から
 尊敬します。長い歴史の中で、世界の8割以上の人々が基本的な生存権を脅かされていて、
 世界は益々悪くなっているように感じます。もしも、自分が紛争の地に生まれていたら…。まず
 知ること、そして考える。自由に発言し、行動できる私たちができることは何か?世界の人々が
 命を脅かされることなく生きるために。「広河隆一 人間の戦場」を、ぜひ観て下さい。  (新田)

  「DAYS JAPAN」編集長の丸井春さんの5月号の編集後記を、抜粋して紹介します。                                            

   今回は、毎年この時期恒例のDAYS国際フォトジャーナリズム大賞の受賞作品発表号です。
 今回は、世界中から、これまでで一番多い約1万点もの応募がありました。戦争や紛争、貧困、
 飢餓、児童労働や環境汚染、農薬被害や人間生活の犠牲になる動物と多岐に渡り…(中略)。

   さて、今月号では、受賞作品の中から「紛争と難民」を特集しています。難民の時代といって
 もいい今、何百万人の人たちが紛争によって国を追われ、行くあてのない逃亡は人々を死の危険
 にさらしています。ヨーロッパでは彼らを追い返そうという動きも出てきて、日本は受け入れる姿勢
 すら見せていません。(中略)

   世界は一体どこに向かうのでしょうか。日本の私たちにとっても、難民は正直「遠い問題」です。
 関係ないと思っている人も多いでしょう。でも、難民となる人々を生み出す紛争に、本当に私たち
 はまったく無関係でしょうか。私たちの国の首相が、安保関連法まで強制的に施行し、愛情込めて
 支持するアメリカは、イラクやシリアの地にどれだけ爆撃をおこなって、どれだけの罪のない人々の
 命を奪ったでしょうか。それを私たちの国は支援したことはありませんか。

   2016年3月29日。私たちの国は、他の国の戦争や紛争を、武力でもって支援できるように
 なりました。だからこそ、中東の紛争や難民の問題は、特にこれからは、私たちにとって決して無
 関係ではないし、秘密保護法下の日本では、私たちは私たちの知らないところでいつの間にか、
 イラク戦争やアフガン戦争のときのように難民を生み出す加害者になるでしょう。争いに税金を使
 われて。今度は争いに私たちの自衛隊を使われて。争いを武力で解決しようとする試みを何年も
 何十年も続けてきた結果、中東で何が起きているか。それを今回の写真たちが伝えてくれている
 と思います。

  最後に。今回の広河隆一の原稿は必見です。本当に、です。恐ろしい日本に突き進む入り口に
 立つ私たちへの警告です。(丸井)

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「安全保障関連法 施行の日の夜に  国会前デモにて」           
                                
                                 「DAYS JAPAN」5月号より。

   高校1年生のせいなです。朝、新幹線で宮城からここまで来ました。こんな大勢の前で喋ること
 は初めてなので、とても緊張してますが…。自分の言葉でちゃんと伝えたいと思い、今日ここに立
 たせていただきました。なぜ、私がここまでするか。それは、今の政権に不安と強い怒りを持って
 いるからです。
 
   私たちが反対している「安保法制」は、日本が貫いてきた平和主義の象徴としての憲法9条に
 反している、「他国の戦争に参加できる権利」、つまり集団的自衛権が行使できるようになる、自
 衛隊の仕事のリスクが上がる、とても危険なものです。政府がこの法案を無理やり押し通してから
 約7か月が経とうとする今日、ここで私たちが集まってるのは他でもなく、この国がいまやってる
 ことはおかしいんだと、この国の民主主義と立憲主義を完全に無視したこの法制が通ってしまうの
 は本当におかしいんだと、そのことを、国民として、未来を生きるひとりとして、絶対に声に出さなけ
 ればならないと思ったからです。(中略)

   去年の9月17日、参院特別委員会で、速記停止中のなか、委員長の声も聞こえないなか、
 あるはずの総括質疑もなく、「多数」ということで安保関連法が強行採決され、18日の深夜には、
 参院本会議で可決されました。その場面をテレビのニュースで実際に観ていて、自分はこれから
 どうしていったらいいんだろう…、このまま声を上げ続けるべきなのかどうか、自分の無力感に浸り
 ながらいろいろ考えました。でも、自分の身の回りで起きてるこの現実を、見て見ぬ振りをして生き
 ていくことは出来なかった。こうやって、国会前で、顔も名前も出して喋ることはとてもリスクがあり
 ます。でも、ここで言わなかったら、誰かがやらなかったら、この国のこの政権の暴走は止まりません。

  私のしてることに冷笑してる子たちはみんな言います。「そんなことやって何が変わるんだよ、
 楽しんでるだけじゃん」って。でも、じゃあ、ただテレビの前でニュースを観て、「やばいな」って思った
 だけで何かが変わると思う?と私は思います。だってそれはただの傍観者で、思うことは誰にでも
 できます。でも、それをいかに表現するか、訴えるか、少しでも何かを変えられるか。それには、
 いま私たちがやってるように、声を上げることからだと思います。もう夏の参院選まではあっという
 間です。今ここで声を上げなくてどうするのですか?(中略)

  (安保法案が)必要か必要じゃないか以前に、憲法違反という「違反」を堂々とおこなう現政権
 には断固として反対し続け、これからも声を上げ続け、立憲主義を取り戻したいと思っています。
 私たち国民の意思を無視する安倍総理に、この国の未来など任せられません。私は、軽い言葉
 でおさめてしまう傍観者にはなりたくない。私たちが主権者だから。私たち若者の未来は私たち
 が声を上げないと、本当にとんでもないことになります。原発にしろ、処理しきれない問題を後世
 に残していかないでください。(中略)私はまだ選挙に行けないけれど…。だからこそ、選挙権の
 ある人は選挙に行ってほしい。絶対に諦めず、学び、考え、この先も間違ってることには間違って
 いると訴え、それが学生であろうが大人であろうが、声を上げ続け、行動していきます。

   2016年3月29日、私は安全保障関連法の廃止と、安倍政権の退陣を強く求めます。
                                              (せいな/高校1年生)
※5月号(DAYS国際フォトジャーナリズム大賞の受賞作品)特別販売しています、おすすめ!  ※安保法案への26人の提言特集「DAYS JAPAN」2月号も継続販売中。

  おいもが新聞で紹介されました             2016年6月5日(日) [お店のこと]

  モッコウバラが終わると、隣りのやまぼうしが清楚な白い花を咲かせます。
  目線が高いところに花をつけるので、なかなか気づきにくいのですが、駐車場から目に入ります。
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  奥の猫の額畑では、バラが咲き始めました。トゲがあるので、場所に悩んで、とりあえず畑の隅に
  植えておいたら、元気になって広がり、オレンジのアンゲリカと白いスノービエットが混在(^_^;)。
  お店に近い方に持ってきたいけど、移植はうまくやらないと、殺すの得意?なので、心配だわ。

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  さて、恥ずかしながら、昨日、岩手日報にお店が紹介されました。県南地域で、写真がカラーで
  大きく、初めての方が来店されています。久々のクローズアップ紹介記事で、うれしいです。
  これを機に、おいもの商品を気に入ってくれるお客さんが増えてくれたらいいなあ。今までは、
  フェアトレ-ドの紹介と写真が多く、雑貨やさんイメージだったので、食品側は初めてかも(^.^)。
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  今週は、生ものの週です。バナナは水曜日、野菜は木曜日、とうふとパンは金曜日に入荷します。
  とうふのご予約は、明日月曜日の午前中までに。当日店売り分もいくつかあります。
  OODのブラウニーも木曜日に入ります。卵は水曜日、ソーセージは、冷凍庫に在庫常時あります。
  水曜日は、店主出張で不在です。お店はやっています。

  「広河隆一 人間の戦場」上映します     2016年6月3日(金) [+ Cafe]

  おいものせなか通信で紹介している、フォトジャーナリズム雑誌「DAYS JAPAN」の
  発行人の広河隆一さんの仕事と活動を記録した映画「人間の戦場」を自主上映します。
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  今年になってから、ずっとやりたいと思っていた映画ですが、資金面で躊躇していました。
  何とか、参院選までに上映したい!と覚悟して決めたら、なんと投票日の1日前とは…。
  会場もいろいろ悩みましたが、「DAYS JAPAN」のバックナンバーや広河さんの写真集も
  見れるおいもでやるのが、一番自然でやりやすいかなと。小さな上映会ですが、ぜひ観て!
  DAYS JAPAN http://www.daysjapan.net/ 予告編も見れます

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  映画「ザ・トュルー・コスト」を見て         2016年6月1日(水) [フェアトレード]

  今日から、もう6月。モッコウバラがいよいよ散り始めて、今日の強風は特に花びらがお店の
  中にどんどん入ってきて、掃いてもきりがないので、床は黄色い花びらが散乱しています。
  それにしても、映画とヨガのイベントで初めての方にも見てもらえて、よくもってくれました。

  ブラックベリーの花が咲きました。昨年繁茂していた枝は消えてしまい、隣りの枝が元気です。
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  さて、遅くなりましたが、「ザ・トュルー・コスト」を観て下さった方のアンケートの声を紹介します。

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  ・ものすごく驚いています。発展途上国で衣類の仕事をしていることは、そこの人たちが裕福に
   なっていると、生活が豊かになっていると思っていました。ショックでした。もっと皆が知るべき
   だと思いました。少しでも、一人でも豊かになることを願っております。

   ・深く考えさせられた映画でしたアメリカの消費をあおるCMに衝撃を受けました。(ペーパー
   タオルのように、ボックスからスーツを取り出しゴミに捨てる)まさしく「宣伝はプロパガンダ」。

  ・3年前のラナプラザの話も知らなかった。ファストファッションの問題は、農業の問題と似ている。
   根本的な所は同じだと思う。モンサント、憎しみを禁じえない。


  ・映画は想像以上に驚く内容でした。知っていたつもりでも、日々の暮らしの中で関心が薄く
   なりがちでしたが、改めて映像として実際に見て知ることで、意識が変わりました。まずは、
  「知ること」が本当に大切だと感じました。そして胤森さんのお話を聞いて、更に日々の自分に
   できることを小さなことからでも少しずつやっていこうと思いました。
   フェアトレードの衣服を選ぶ、オーガニックの食品を選ぶ、ゴミを減らすなどなど、ひとつひとつ
   の自分の行動が世界につながっていて、政治的な意思表示にもなり、自分の発言になって
   いるんだなと、でもあまり重く受け止めすぎずに、淡々とやっていきたいと思いました。

  ・私たちの生活、消費は、私たちだけの問題ではありません。まずは、それを「知ること」から
   始めないといけません。知る場を与えて下さる、このようなイベントは大変ありがたいです。
   規模的には、大変よいと考えます。


  ・映画は、今までなんとなく知っていたものの、目をそむけていた部分について改めて知り、
   ショックを受けました。お話会でもあったように、このような不平等な弱い立場が搾取される
   ような状況は、他のすべての分野でも起こっていることで、何かおかしい、間違ったことが
   行われていると思います。(中略)少し前から、食べ物や化粧品、洗剤などについて見直し、
   オーガニックや化学的なものが入ってないものを選ぶようにしています。これからも自分に
   できることを考えながら、自分の周りの人やより多くの人が問題意識を持つような世界に
   なるように、行動していきたいと思いました。この映画をもっと多くの人に見てほしいです。

  ・私は大きなことはできない。でも、1万もするものは・・・買えない。
   いいものを大切につかう生活をしていきたい。少しでも。

  ・この上映会でいろいろな事を思いました。服は布から出来ていて、その布を織っている人、
   布は糸から出来ていてその糸を紡ぐ人、糸は綿から出来ていて、畑を耕し、種をまき、
   育てている人がいる。服を作るまでに沢山の事をしてくれる人がいて着られる。その人たち
   の技術や価値を大切ななものとして扱わないと、心身に心地良く装えないのだなと思った。
   また、ブランド物として扱われている物にも、タグを見ると「メイド・イン・アジア諸国」で  
   あることは多い。それは、ファストファッションだったりもする。(中略)
   価値には、どのようにしてその品が、どこでどんなふうに作られてきているのかを知る事も
   含まれるのではないかと思った。

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   アンケートの声をすべてご紹介することはできませんでしたが、一生懸命皆さん書いて下さり、
   心から感謝致します。「見たかった映画を有難うございます!」という声を多く頂き、こちらこそ
   有難うございました!「もっと多くの人に観てほしい」という声も多く、いつかまた要望があれば。

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