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 ネパリ・バザーロの訪問     2022年5月15日(日) [お店のこと]

 昨日は、フェアトレード団体で長くおつきあいしているネパリ・バザーロの代表の高橋百合香さんが来店されました。

 発行しているカタログ「つなぐ・つながる」の化粧品クーネのページで掲載する私のインタビュー取材です。

 ちょうど、展示会でネパリ・バザーロの服を注文されたお客さまが受け取りに来店されて、服のご購入に百合香さんも喜ばれて、お客さまの出身が陸前高田で、椿油の話に盛り上がりました。


 クーネ化粧品は、東日本大震災で岩手の復興支援を精力的に続けてきたネパリ・バザーロが、陸前高田の椿油製油所を起こし、そこから生まれました。


 椿油を主成分に岩手の原料をふんだんに使い、無添加で保湿成分も豊富で使い心地抜群で、コスパも良く、私が使って自信を持って勧めています。

 商品開発当時、業界プロの美容部員さんが、「この品質では大手では3倍の販売価格をつける」というのが頷けるほどの品質。朝晩使っても2ヶ月は持つので、もっと高くしてもいいくらいですが、大量生産ではないし販路を広げるためにも利益を抑えて安くしています。なので、コスパ抜群です。

 クーネ http://www.kune.jp/


 クーネの話と29年間お店を続けてきた原動力などの質問に、「うーむ、原動力ね~」と、若い頃のインドのマザー・テレサの施設にボランテイアで「死を待つ人の家」に行った話に、「私も行きました!」と言う百合香さんに驚いて、その後孤児院に…と言うと「シシュバハン!」と二人で名前が同時に出たのにもびっくり。そんな経験をした人に会うこともなかったのです。


 いつもニコニコと元気でポジティブで、目をキラキラさせて質問をたくさん用意してきた(笑)百合香さん。最後に「若者へのメッセージがあれば」と言われて、難しいねーと笑いつつ、「安いものにはワケがある、私たちが何を買うか選ぶかで世の中を変えられる」という話に、「本当にそうですね!」と頷いていました。


 百合香さんは、花巻の後は電車で陸前高田に向かい、椿を植樹した土地の草刈りや椿油の工房を訪ねていきました。休日もよく仕事や出張を喜んでこなしているという若い代表です。


 いや、元ネパリ・バザーロ代表の土屋春代さんがすごい方で、横浜のマザー・テレサみたいな人で(^_^;)、東日本大震災後にネパリ・バザーロはスタッフ自費で毎週のように岩手・宮城に沢山のご飯を作って温泉ツアーの支援に駆けつけて、百合香さんは土屋さんを敬愛し、背中を追っかけてきた人です。


 今回も土屋さんは一足先に、復興に協力した野田村の山ぶどうワイナリーの訪問に行っているとのことで、百合香さんにネパリを任せてからは、念願の風来坊(笑)になって、沖縄・福島・岩手と相変わらず弱い立場の人たちの支援に飛び回っています。


 ネパリ・バザーロは、規模としてはスタッフも少なく、小さなフェアトレード団体ですが、その理念や活動、想いがとてつなく熱く、温かく、大きくて、すごいです。
 全国に熱いファンがいるのはカタログのお手紙や震災時の支援金額からもわかります。

 
 私は1997年から25年間、僭越ながら想いを共にする同志をとして勝手に思い(笑)、今回久々にカタログに出させて頂くのはとても光栄に思います。楽しみにしています。

 ネパリ・バザーロ https://www.verda.bz/
 タイムリーな情報は、https://www.facebook.com/nbazaro/posts/4952696798173806



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