SSブログ

 トンデモナイカフェ     2018年9月28日(金) [+ Cafe]

 最近、なぜかカフェにお客さんが来るようになった。といっても、元々が超少ないから、2~3組も来れば、いや~今日はカフェらしかったー♡となる。しかし、開店してからずっとヒマなカフェなので、朝は看板を出さなかったり。(←夫が出さない時は、「はあ、やる気がないの?」と怒ってたのにね)忙しくないと、いつまでも慣れないから、カフェのお客さんが来ると緊張する。

 お店の前を素通りしてカフェに入る人影を見ると、ウワー、やばい!(笑)と裏通路をすっ飛んでって、バチバチッと電気つけて、レコードをかけて。でも最近は、うちは貴重な隠れ家カフェと開き直ってきた。静かで落ち着く良さもある。


 今日は、青森の方が新幹線に乗る前に4名で来られた。この間は、富山からの旅行者だった。皆さん、「花巻・カフェ」で検索して知ったという。ええ?うちは人気カフェでなくてもネットでひっかるんだとびっくり。皆さんがSNSでアップしてくれてるようで、ネットの力は有難い。

 来られた方はうちの雰囲気にとても感動してくれるし、「ドリンクもパイも美味しかったです」と言ってくれるのだが、遠方が多いためか、リピートされないのが悲しいところ。

       IMG_0887.jpg


 プロとしての自覚に欠けている私は 、今日またとんでもないことをやってしまった。

 毎月とうふの日にお買物に来てくれる若い男性Aさん。たまったポイントで、カフェでマサラティー(チャイ)を注文されたけど、今日青森の方の注文で牛乳を切らしてしまった。う、コージがいれば、ヨーカドーに買いに走ってもらうのだが(>_<)。

 低温殺菌で期限が長くない牛乳なので、余分に買わないでいる。これまでも、牛乳を使うオーダーを受けてから、「待っていられるようであれば、今牛乳を買いに行ってきますが」と言うと、お客さんはブッと、あるいは、クスクスと笑って、「待ってます」と。


 Aさんの注文を断りたくないし、今週はまだ土・日があるから、今日牛乳を買っても使えると思い、「あの、待ってくれたら、私今牛乳買ってきます!」
 Aさんはびっくりして、「お店にお客さんが来たらどうします?」とうろたえる。

 私「ウーン、そうだよね。すぐ帰ってくるから、ちょっと待ってもらってと伝えて…」
 Aさん「5分位ですかね」とてもシャイなAさんだが、何とか引き受けてくれそうだ。
 私「ハイ、じゃあ、行ってきます!」と、出ようとしたら、車が来て来店客の気配。

 Aさん「あ、お客さんだから、僕が買ってきます。どの牛乳ですか?」
 私「え!いいんですか?ホントにいいの?すみません、タカナシの低温殺菌です。もしもない時は、隣りの田野畑村のを買って下さい。ない時だけですよ。値引きしてても大丈夫」

 Aさん、5分もしないで帰ってきて、何と30%引きだった。それも、期限も大丈夫。
 私「おお、すごい!ふだんは10%引きしかならないのに!(Aさん、グッジョブ!笑)本当に、本当に、有難うございます!」
  

 でもね、いくらAさんが常連さんで信頼関係があるからとはいえ、客の注文に、牛乳ないから客に買いに走らせたなんて、とんでもないカフェだ。
 普通なら「前代未聞!言語道断!」と呆れられそうだけど、私助かったし、とびきり美味しいチャイを作って、お礼にお菓子をあげて、お互いにほっこり。これでいいのだ。

 こんな(どんな?)性格のせいか、時々予想もつかないことが起こって、自分でもクスクス笑ったりしてる。たとえ失敗したとしても、それで気づくこともあるから、結果

  全部オーライかな …と思うようにしてる。

 
nice!(2)  コメント(0) 

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。