林洋子さんと二代目 2015年6月3日(水)
やまぼうしの可憐な花が満開です。出店の翌日の月曜日、素敵なお客さまが来られました。
林洋子さん。宮澤賢治のひとり語りを出前公演で始めて35周年を迎える、すごい方です。
私たちの旧友(というのもおそれ多いですが、洋子さんがフェイスブックでそう言って下さるので)でもあり、
洋子さんの公演を夫は30年くらい前に東和町で主催し、お店を開店してからは、「なめとこやま
の熊」の公演を、初演直後に作品の舞台でもある鉛温泉藤三旅館でおいもが主催しました。
花巻市主催の伝統あるイーハトーブ賞も1994年に受賞されていて、その翌年に受賞された、
洋子さんと親しい故・高木仁三郎さん(原子力資料情報室)を連れて、お店にいらしたことも。
今回お会いしたのは7年ぶりで、洋子さんの一人語りの後継者ができて、その方に花巻を
案内してまわる3日間の最後の日に、おいもを訪ねてくれました。
林洋子さんは、なんと84歳でバリバリの現役です。お肌もシミひとつなくつるつるの若さ!
夜な夜な魔法の薬を飲んでいるのかなと思うくらい(笑)、輝いていて、声も張りがあります。
CDもたくさん出ていますが、もしも洋子さんがいなくなっても、語りを‘なま‘でききたいという
ファンの声を聞いて、はじめて後継ぎのことを考え始めたら、まもなくして出会ったそうです。
40~50代の女性かなと想像していたら、なんと24歳の若い男性。巌谷(いわや)陽次郎さん。
洋子さんの語りの教室の生徒さんで、洋子さんの鋭い直感で二代目に抜擢したら、彼もOK。
お二人を連れてきてくれた宮澤賢治学会理事の菊池善男さんは、「花日和」の記事を見られて
から、カフェに来て下さる方で、ネパール大地震の直後に寄付を届けてくれた、募金第一号の
素敵な紳士です。その3人と共に、初めてというか久しぶりにゆっくりと色々な話をしました。
さしあげたお産の講演録と洋子さんの初版本を手に持って、真ん中のお二人
そして、陽次郎さんにはびっくりしました。カフェの図書室から、産科医吉村正さんの講演録
(1998年においもで手づくりした冊子)やお産関係のファイルを持ってきて、興味深く目を通しています。
彼の友人が以前吉村医院で出産した話を聞いていたこと、大学でも児童虐待の問題などの
社会問題も勉強したり、活動していたとかで、TPPや辺野古の話題も話が盛り上がります。
24歳で、こんなに政治の問題から、お産のことまでしっかり考えているなんて、すごい若者。
彼はとても素直で、中味も外見も好印象で、「さすが洋子さん、いい人に出会いましたね!」
「そうよ、いのちはめぐるからね」と、洋子さんは涼しい顔で、さらっとひとこと。
今年11月22日の35周年公演で、陽次郎さんは「よだかの星」を初演。ずっと最初から演じてきた
この大事な作品を、陽次郎さんに託します。洋子さんは「よだかの星」は自分はもう演らないと。
もうひとつ感心したのが、菊池さんも洋子さんも、訪ねるのにこちらの都合のいい日や時間を
事前に聞いてくれて、出店でバタバタと忙しくしてたので、その優しい心づかいはさすがです。
おかげさまで、ゆっくりと楽しく過ごせたことなどの感謝を伝えたら、すぐに洋子さんから返信が。
・・・「なめとこ山の熊」を二代目に伝えるまで、私は死ねません。最低5年はかかるでしょう、なんとか陽次郎が一人で弾き語れるようになるまでには。だから、私はますます体を鍛え芸を磨いています。生きることは本当に嬉しい!!・・・
俳優座養成所第1期生の洋子さんは女優でした。水俣病に出会い、後に舞台女優をやめて、
インドに渡ったり、長く模索し、賢治に出会い、語りを一人で始めたのが49歳。やはりすごい。
「生きることはしんどいな」と思ってしまう私ですが(^_^;)、洋子さんからパワーをもらいました。
林洋子さん主宰「クラムボンの会」HP→http://home.att.ne.jp/gold/clumbon/index.html
林洋子さんフェイスブック→https://www.facebook.com/yoko.hayashi.1848
林洋子さん。宮澤賢治のひとり語りを出前公演で始めて35周年を迎える、すごい方です。
私たちの旧友(というのもおそれ多いですが、洋子さんがフェイスブックでそう言って下さるので)でもあり、
洋子さんの公演を夫は30年くらい前に東和町で主催し、お店を開店してからは、「なめとこやま
の熊」の公演を、初演直後に作品の舞台でもある鉛温泉藤三旅館でおいもが主催しました。
花巻市主催の伝統あるイーハトーブ賞も1994年に受賞されていて、その翌年に受賞された、
洋子さんと親しい故・高木仁三郎さん(原子力資料情報室)を連れて、お店にいらしたことも。
今回お会いしたのは7年ぶりで、洋子さんの一人語りの後継者ができて、その方に花巻を
案内してまわる3日間の最後の日に、おいもを訪ねてくれました。
林洋子さんは、なんと84歳でバリバリの現役です。お肌もシミひとつなくつるつるの若さ!
夜な夜な魔法の薬を飲んでいるのかなと思うくらい(笑)、輝いていて、声も張りがあります。
CDもたくさん出ていますが、もしも洋子さんがいなくなっても、語りを‘なま‘でききたいという
ファンの声を聞いて、はじめて後継ぎのことを考え始めたら、まもなくして出会ったそうです。
40~50代の女性かなと想像していたら、なんと24歳の若い男性。巌谷(いわや)陽次郎さん。
洋子さんの語りの教室の生徒さんで、洋子さんの鋭い直感で二代目に抜擢したら、彼もOK。
お二人を連れてきてくれた宮澤賢治学会理事の菊池善男さんは、「花日和」の記事を見られて
から、カフェに来て下さる方で、ネパール大地震の直後に寄付を届けてくれた、募金第一号の
素敵な紳士です。その3人と共に、初めてというか久しぶりにゆっくりと色々な話をしました。
さしあげたお産の講演録と洋子さんの初版本を手に持って、真ん中のお二人
そして、陽次郎さんにはびっくりしました。カフェの図書室から、産科医吉村正さんの講演録
(1998年においもで手づくりした冊子)やお産関係のファイルを持ってきて、興味深く目を通しています。
彼の友人が以前吉村医院で出産した話を聞いていたこと、大学でも児童虐待の問題などの
社会問題も勉強したり、活動していたとかで、TPPや辺野古の話題も話が盛り上がります。
24歳で、こんなに政治の問題から、お産のことまでしっかり考えているなんて、すごい若者。
彼はとても素直で、中味も外見も好印象で、「さすが洋子さん、いい人に出会いましたね!」
「そうよ、いのちはめぐるからね」と、洋子さんは涼しい顔で、さらっとひとこと。
今年11月22日の35周年公演で、陽次郎さんは「よだかの星」を初演。ずっと最初から演じてきた
この大事な作品を、陽次郎さんに託します。洋子さんは「よだかの星」は自分はもう演らないと。
もうひとつ感心したのが、菊池さんも洋子さんも、訪ねるのにこちらの都合のいい日や時間を
事前に聞いてくれて、出店でバタバタと忙しくしてたので、その優しい心づかいはさすがです。
おかげさまで、ゆっくりと楽しく過ごせたことなどの感謝を伝えたら、すぐに洋子さんから返信が。
・・・「なめとこ山の熊」を二代目に伝えるまで、私は死ねません。最低5年はかかるでしょう、なんとか陽次郎が一人で弾き語れるようになるまでには。だから、私はますます体を鍛え芸を磨いています。生きることは本当に嬉しい!!・・・
俳優座養成所第1期生の洋子さんは女優でした。水俣病に出会い、後に舞台女優をやめて、
インドに渡ったり、長く模索し、賢治に出会い、語りを一人で始めたのが49歳。やはりすごい。
「生きることはしんどいな」と思ってしまう私ですが(^_^;)、洋子さんからパワーをもらいました。
林洋子さん主宰「クラムボンの会」HP→http://home.att.ne.jp/gold/clumbon/index.html
林洋子さんフェイスブック→https://www.facebook.com/yoko.hayashi.1848
2015-06-04 00:38
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