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 フェアトレードの支援のカタチ その2       2011年7月16日(土) [東日本大震災]

 先日、フェアトレード団体のツナミクラフトの東山高志さんがひょっこりお店を訪ねて来ました。
ツナミクラフトは、2005年のタイ・スマトラ沖地震大津波で被災したタイ南部の人々がつくった手工芸品を販売して自立を支援しています。

 いろいろな製品がありますが、今回の東日本大震災を知って、タイのお母さんたちがすぐに募金をはじめ、被災者のために「さをり織り」のリストバンドをつくりました。収益から被災地支援に使われます。

           リストバンド.jpg 

 「PRAY FOR JAPAN」日本への祈りをこめたバンドは、ひとつひとつ色合いの違う素敵なもので、古い時計を買ってバンドにつけたという人も。1本500円です。安い。

 「さをり織り」は、型がなく、織り手の自由な感性で織られるので、障害者の作業所などで行われていました。それを、JICA(日本国際協力事業団)のタイのプロジェクトで行っていたとき、岩手出身のカベサコ僧侶が自分のお寺の研修に導入し、そこに研修に来た津波被災地の担当役人が、心の傷を癒す効果と収入につなげるために「さをり織り」を被災者自立に始めました。

 映像作家の東山さんは、阪神・淡路大震災に被災した経験をもち、災害直後は大きく注目されても、時間がたつにつれて忘れられ、支援や復興事業が打ち切られ、自立する前に経済的に行き詰まることを身をもって知っていました。だから、津波被災者が民芸品で自活しようとしている活動に出会い、一時的ではない「続ける」支援を始めました。ツナミクラフトのブログhttp://blog.canpan.info/ideaeast/category_14/

             東山さん.jpg 
(写真がカーネルおじさんみたいに写りましたが、実際はもっと若いですよー(*^^)v)

 「仮設住宅に入ってからが、危ないんです。避難所にいた緊張が溶けてホッとしたり、落ち込んだりして、亡くなる人も多いんです。また、助けてあげたいと思っても、助けられない。ボランティアで支援に頑張って、精神的に参る人もいます。大事なのは、いつも忘れないように、電話や手紙でも声をかけたりすることです」

 これまで、東山さんは空港でタイからの支援Tシャツの受付を行い、やっと岩手に来れました!と、今回は、あちこち回ってみて、宮古市社会福祉協議会が「さをり織り」の研修を受け入れてくれたとのこと。このリストバンドも、宮古の社協でテスト販売しています。現地では、秋から研修に回ります。

 「フェアトレードが国内の被災地でも支援できるということを広く知ってほしい」と、熱い東山さん。


 このリストバンド、うちにある分は18日(祝・月)の森の音・感謝祭でも持っていきます。フェアトレード商品の販売のほか、ネパール・カレー(チキン・ベジタブル)も作って出します!久々のイベント調理だなあ!(^^)!。おいしいよー。500円で約40食限定。女子サッカーの決勝戦見て、朝仕込むぞっ。

 森の音さんでは、焼き鳥やフランクフルトなどを無料でふるまい(その分の寄付を義援金にあてます)、景品があたる抽選や木工クラフト体験、コンサートなど楽しい催しがいっぱいです。皆さんお気軽にお越し下さい。詳細は森の音ホームページで→http://www.morinone.co.jp/event.html#11

             森の音.jpg感謝祭チラシ

 お店は、17日(日)昼頃から臨時営業します。19日(火)は休みます。
 イベントの18日(祝・月)は、やるかやらないかは夫の都合次第なので、当日お電話下さい(^_-)。


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