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 お産サポートJAPANの講演会報告    2017年12月4日(月) [お産・医療]

  今週の野菜はわらしべ農園さんの都合で木曜日でなく、金曜日に入荷します。

  先日の土曜日は東京で、お産サポートJAPAN主催の講演会でした。
 「出産の多様性と未来」。アジアの女性たちが望む出産のかたちを探ります。

  開場は聖路加国際大学の教室。なんと築地駅から徒歩数分ですごい立地ですね。
  助産学生と一般の方が30数名が参加してくれ、若い熱気に包まれました。

         IMG_1366[1].jpg

  ラオス、ミャンマー、日本で出産した女性たちのインタビューの映像を視聴し、
  現地に取材に行った学生の報告スピーチをそれぞれ聞きました。

  「2人目はどこでお産をしたい?」の問いに、ラオスの女性たちは、家で産みたい。
  その方が、生活の延長線上で、楽で、お金もかからないからと。
  ミャンマーはお産が家から病院に移行しているようで、やはり病院が安心という。
  その一方で、一人目で陣痛が痛くて看護師を呼んだら、まだなのに何で何回も
  呼ぶの!と怒られて、つらかったという声も。国が違っても同じだなあ。

      IMG_1372[1].jpg

  助産学生が、ラオスの病院で自分ができることは、陣痛で苦しむ産婦に寄り添う
  こと。後で産婦から、「ずっとそばにいてくれて、ありがとう」と言われた時は
  嬉しくて産婦にずっと寄り添っていく助産師になりたいと思いましたと。

  ラオスの病院では、赤ちゃんが生まれるとすぐに周りに母、祖母、姉妹などの
  家族みんなが寝泊まりして、食事や産後の世話、赤ちゃんの抱き方やおっぱいの
  あげ方を教えたり、産婦が休むときには、赤ちゃんを見てくれたりと協力体制。
  これでは、今日本で多い産後うつなんて起こらないよね。いい習慣だなと思う。

  日本の助産院で出産した女性は、夫と共に参加する産前教室から楽しくて、
  産んだ直後にまた産みたいと思うような、あたたかいお産ができたという。

      IMG_1367[1].jpg

  今回のプロジェクトに関わっている聖路加国際大学の先生が、ミャンマーの
  HIV感染の孤児の就学支援の手工芸品のグッズも並べて販売していました。

  お産サポートJAPANのこれまでの講演会の中では、久々に若い学生さんが
  たくさん参加してくれ、アンケート用紙には、皆さん小さい字でびっしりと。
  さすが学生(笑)。レポートを書くのには慣れているのかな。
 
  「自立した判断力のある、熱い想いの助産師になりたい!」という声には、
  う・うれしい~と私たちおばさまたちは、活動を続けてよかったと熱くなった。

  私は、岩手をはじめ、地方では医師だけでなく助産師不足で産科がなくなって
  いく現状を伝え、力をつけて、ぜひ地方に飛び出て、地域で頑張ってねーと。

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