おいもだよりB面 「しあわせスト-ブ」 2014年2月7日(金) [おいものせなか通信]
今月は、ウラも書けた。ホッとしました。あさっての薪ストーブイベントに間に合わせて。
しあわせスト-ブ
「あらー、かわいそうな手!」毎年冬になると、私の膨れて、割れた手を見て、びっくりされる。
外と同じ格好で接客するほど低温の店内。暖房も一応石油ストーブをつけてはいるが、ここは
倉庫の建物で、ヘタな暖房では効かない。夏は天然冷房で快適だが、冬は我慢大会。2年前の
通信には、寒さ対策の奮闘ぶりが涙ぐましく…。ある時、よその家やお店に行って驚いた。とても
温かく、薄着で十分。これがふつう?暖房節約温度を20何℃とか聞くと目が点に。うちはストーブ
たいても、頑張って10℃。朝は氷点下~5℃。そうか、うちはかなり灯油代をケチっているのか!
私のしもやけ手は、なぜか夜になるとイタ痒くてつらかったのが、今年はなぜかそれほどひどく
ないのだ。異常気温のせいか、はたまた、カフェ改装時に天井を張ったから?いや、もしかして、
急きょつけることになった薪ストーブのおかげかな。
「あの、薪ストーブをカフェで使いませんか。13~14年うちで使った中古のストーブを、
よかったらゆずりますよ」
昨年11月末のある日の電話。その数日前に、お買物とカフェにいらしたOさんだった。一瞬、
耳を疑った。あこがれていた鋳物のストーブ!?夢のような話だが、高い煙突代や薪の調達、
そして、かつてブリキの薪ストーブを使った経験から、いろいろ考えるとそんなに簡単なことでは
ないと思い、夫と相談しますと答えて電話を切った。
12月冬本番。カフェは石油ストーブでは、やはり寒い。滞在時間が短い店とは違う。
寒い空間でお客さんは来るのか?いよいよ冬は休業か週末営業も考えていたので、広いカフェの
暖房はやはり薪しかないか。夫も、「薪は俺が何とか調達するから」と張り切り、煙突代もカフェで
頑張ろうということで、遂に薪ストーブをつけることに。そして、岩手暖炉さんに設置をお願いした。
米国のメーカーで廃盤になった小さい型というが、シンプルでいい。
本当に、申し訳ないくらいに有り難いこと。
その子はなかなか、おしゃべりさんでしょう?
だんだん温まってくると、カツン・カツンと言いますし、
温度が上がってくると、カン・カン・カンと嬉しげな音をたてます。
温度が上がりきらないのにダンパー(※)を閉じると、不満そうな燃焼音になります。
ちょうど良い温度でダンパーを閉じると、本当に気持ちよさそうないい音をたてて燃えてくれます。
良く、声をきいてあげてください。焚き方は、ストーブの音が教えてくれると思います。
…新田さんのご家族と、お客さんにそのストーブがどうぞ愛されますように。
※ダンパー:煙の制御で燃焼調節
後日、Oさんから届いたメッセージ。薪ストーブって、生き物みたいだ。本当に大事に、可愛がって
いたのがよくわかる。
「岩手暖炉さんから、『ストーブ、昔からそこにあるみたいで似合っていますよ。いいところに
行きましたね。ストーブも幸せですね』と言われました。また、カフェに行って会えるのもうれしいです」
とOさん。みんなで喜んでくれて、幸せストーブだ。
薪ストーブは、空気がほわっと温かい。今までは、お店で石油ストーブをたいてて、少し温かく、
倉庫の方が寒かったのが逆転。カフェからお店に来ると、寒く感じる。こうなると、何とかカフェ方の
暖気をお店に流せないか。
「ああ、お店も2階も温かくなると期待したのに~」と言うと、「ひとつ良くなったと思ったら、また
不満か。人間の欲は限りないんだよ」と夫。そうでした。良くしたいというのを、不満とばっさり切ら
れてもなんですが、確かに「足るを知る」だな。冬は寒いのがあたりまえだと、あきらめよう。いや、
まだまだ頭とからだを使いなさいということかな。ほんとボケるヒマない、やりがいのある建物だわ。
ここは、ナチュラルな温度を感じられる、なまった感覚を刺激する、今どき貴重な店!(笑)
ということで、よろしくね。
今は、隠れ家のように静かで人気(ひとけ)の少ないカフェだけど…。
見渡せば、イスや時計やミルにオブジェと薪ストーブなど、皆さんからいただいたものがあちこちで、
お客さんをいつでもあたたかく迎えられるよう、おしゃべりして待っています。。。
しあわせスト-ブ
「あらー、かわいそうな手!」毎年冬になると、私の膨れて、割れた手を見て、びっくりされる。
外と同じ格好で接客するほど低温の店内。暖房も一応石油ストーブをつけてはいるが、ここは
倉庫の建物で、ヘタな暖房では効かない。夏は天然冷房で快適だが、冬は我慢大会。2年前の
通信には、寒さ対策の奮闘ぶりが涙ぐましく…。ある時、よその家やお店に行って驚いた。とても
温かく、薄着で十分。これがふつう?暖房節約温度を20何℃とか聞くと目が点に。うちはストーブ
たいても、頑張って10℃。朝は氷点下~5℃。そうか、うちはかなり灯油代をケチっているのか!
私のしもやけ手は、なぜか夜になるとイタ痒くてつらかったのが、今年はなぜかそれほどひどく
ないのだ。異常気温のせいか、はたまた、カフェ改装時に天井を張ったから?いや、もしかして、
急きょつけることになった薪ストーブのおかげかな。
「あの、薪ストーブをカフェで使いませんか。13~14年うちで使った中古のストーブを、
よかったらゆずりますよ」
昨年11月末のある日の電話。その数日前に、お買物とカフェにいらしたOさんだった。一瞬、
耳を疑った。あこがれていた鋳物のストーブ!?夢のような話だが、高い煙突代や薪の調達、
そして、かつてブリキの薪ストーブを使った経験から、いろいろ考えるとそんなに簡単なことでは
ないと思い、夫と相談しますと答えて電話を切った。
12月冬本番。カフェは石油ストーブでは、やはり寒い。滞在時間が短い店とは違う。
寒い空間でお客さんは来るのか?いよいよ冬は休業か週末営業も考えていたので、広いカフェの
暖房はやはり薪しかないか。夫も、「薪は俺が何とか調達するから」と張り切り、煙突代もカフェで
頑張ろうということで、遂に薪ストーブをつけることに。そして、岩手暖炉さんに設置をお願いした。
米国のメーカーで廃盤になった小さい型というが、シンプルでいい。
本当に、申し訳ないくらいに有り難いこと。
その子はなかなか、おしゃべりさんでしょう?
だんだん温まってくると、カツン・カツンと言いますし、
温度が上がってくると、カン・カン・カンと嬉しげな音をたてます。
温度が上がりきらないのにダンパー(※)を閉じると、不満そうな燃焼音になります。
ちょうど良い温度でダンパーを閉じると、本当に気持ちよさそうないい音をたてて燃えてくれます。
良く、声をきいてあげてください。焚き方は、ストーブの音が教えてくれると思います。
…新田さんのご家族と、お客さんにそのストーブがどうぞ愛されますように。
※ダンパー:煙の制御で燃焼調節
後日、Oさんから届いたメッセージ。薪ストーブって、生き物みたいだ。本当に大事に、可愛がって
いたのがよくわかる。
「岩手暖炉さんから、『ストーブ、昔からそこにあるみたいで似合っていますよ。いいところに
行きましたね。ストーブも幸せですね』と言われました。また、カフェに行って会えるのもうれしいです」
とOさん。みんなで喜んでくれて、幸せストーブだ。
薪ストーブは、空気がほわっと温かい。今までは、お店で石油ストーブをたいてて、少し温かく、
倉庫の方が寒かったのが逆転。カフェからお店に来ると、寒く感じる。こうなると、何とかカフェ方の
暖気をお店に流せないか。
「ああ、お店も2階も温かくなると期待したのに~」と言うと、「ひとつ良くなったと思ったら、また
不満か。人間の欲は限りないんだよ」と夫。そうでした。良くしたいというのを、不満とばっさり切ら
れてもなんですが、確かに「足るを知る」だな。冬は寒いのがあたりまえだと、あきらめよう。いや、
まだまだ頭とからだを使いなさいということかな。ほんとボケるヒマない、やりがいのある建物だわ。
ここは、ナチュラルな温度を感じられる、なまった感覚を刺激する、今どき貴重な店!(笑)
ということで、よろしくね。
今は、隠れ家のように静かで人気(ひとけ)の少ないカフェだけど…。
見渡せば、イスや時計やミルにオブジェと薪ストーブなど、皆さんからいただいたものがあちこちで、
お客さんをいつでもあたたかく迎えられるよう、おしゃべりして待っています。。。
2014-02-07 19:27
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