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 被災地で‘さんま隊‘ボランティア          2011年5月6日(金) [東日本大震災]

 今年のG.Wは、例年より遅い桜のおかげか、花巻は桜が満開でした。

 おいもの庭の木もやっと葉が出たと思ったら、早くもアメリカザイフリボク(ジューンベリー)が一番乗りに、可憐な白い十字の花を咲かせました。赤い、甘い実がなるんですが、高くて実が取れないうちに鳥に食べられちゃう。
                アメリカザイフリボク.jpg
 
 
 5月3日に、東京の古いおつきあいの取引先スタッフOさんが、はじめておいもにやってきました。
その1週間くらい前に、「GWにお店に行きたいし、被災地も行きたい」といろいろ聞いてきました。まだ交通手段も確保できてなかったけれど、私の「来て来て」という言葉に後押しされて、すぐ切符をとったとのこと。

 それから、えらいなあーと思ったのは、4日のたった一日のボランティアのために自分でいろいろ調べて、連休の混雑で受入れ団体も二転三転したけれど、何とか「遠野まごころネット」に決まり、寝袋かついで新幹線で。とにかくおいもを訪ねるのも目的だったというので、有難いことです。


 「今回は準備しているうちに、海外旅行みたいな気分になって(苦笑)。国内旅行だと大体スムーズにいくけど、今回は、ボランティアの受入れ先の状況が電話する度に変わって。行く前からまだ体制も整っていない被災地やその周りを感じました。でも電話しても、みなさん丁寧にお話してくれて疲労困憊の中なのに感服しました」


 遠野は沿岸被災地の拠点になっていて、宿泊施設はどこもいっぱいで、ボランティアに体育館を開放している。3日の夕方に入り、5時半から7時まで、約250人ほどのボランティアでミーティングがしっかり行われた。リーダー格の人も数日前に入ったボランティアで、実にしっかりとボランティアのシステムがなされているのに感心したそうだ。ちなみに男性は体育館、女性は畳の広間で快適だったけど、朝目が覚めたら、びっしりと寝ていてびっくりしたとか。

 翌朝バスで出発して、陸前高田に向かった。彼女はさんま隊といって、水産加工会社の冷凍倉庫から放り出されたさんまなどの海産物を、がれきの間から、ひとつひとつ手で(トングを使って)拾う作業だ。「足もみやマッサージなどもある、当日の挙手制で、私はせっかくだから現場に行きたい、見ておきたいという気持ちでさんま隊を選びました」
 
 防塵マスクを2重にしても、まだ匂うほどの異臭で、カッパにも染みつく。遠野で買った長靴は、更に中敷を買わないと、釘を踏んだりして危ない。「まだ、周りにアルバムや写真が落ちていたんです…」


 かなりがれきの撤去は進んでいるというが、まだまだで、人手はいくらあってもいい。でも、連休が終わると、ボランティアは激減する。「夜行バスもあるし、宮城だと日帰りボランティアバスもあるらしいし、また来てね」と私は言った。忘れられないためにも。そして、今度は岩手の温泉も楽しんでね。来てくれて、ありがとう。


 おいもの木は一斉に芽吹いて、若い葉がまぶしい。木々の葉でアラが隠せ、やっと外観が写せます。
 まわりはへんてつもない住宅街で、うちは少し異色かも。来てがっかりしないようにねー。

            
              店外観.jpg




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