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  おいものせなかだより4月          2016年4月7日(木) [おいものせなか通信]

  今日は一日雨の寒い日。おいもだよりを今日には仕上げたい!と、5月の講演会の日程も
  直前に決定し、不思議なことに、午後はほとんどお客さんが来なくて、集中できたのです。
  あれもこれも書ききれず、字がますます小さくなって、ごめんなさい(^_^;)。

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おいものせなかだより 裏面

  「私だって、この社会のプレーヤーの1人だ」   
 
                         寺田ともかさんのスピーチ(SEALDs KANSAI) 

  私たちは新宿の真ん中で街宣(街頭宣伝)をやっているわけですが、きっと初めはこんな
 ことをやって意味があるんだろうかと思っていた人が多いのではないかと思います。そんな
 風に思いながら、この街宣の様子を見ている人もいるかもしれません。
 
  私自身も「どうして社会は変わらないんだろう」とか、「どうして戦争は終わらないんだろう」
 みたいなことは、小さいころからの疑問として持っていたけれど、いわゆる意識高い系のや
 つらがあんまり好きじゃなかったし、まあ、無理しない程度に頑張ってね、応援してるよ、と
 言って見ていました。 

  でも、ある時それが、ものすごく恥ずかしいことであるということに気がつきました。私は、
 この社会を作っている主体の一人であるのに、観客席に座って、上からコートを眺めて「おい、
 もっと走れよ」って、まるで監督みたいに文句を言っていました。だけど、私だってこの社会の
 プレーヤーの一人だったんです。汗にまみれて、泥だらけで、たくさん傷ついたそのボールは、
 私に、こう問いながら迫ってきました。

  「民主主義ってなんだ」

  それで、やっとわかったんです。小さいころからずっと思っていた、「どうして社会は変わらな
 いんだろう」「どうして戦争が終わらないんだろう」という問いは、私自身に向けられた課題で
 あったと。下手くそでも、笑われてもいいから、このボールを、私なりに、自分のやり方で、少し
 ずつ前に進めようと思いました。

  そして、はじめ私がばかにしていた、この街宣や、デモや、市民運動といった地道な活動は、
 少しずつ私を含め多くの人に、自分がこの社会を作っているプレーヤーであることを自覚させ、
 孤独に思考し判断する人間を増やし、それが一つの大きなかたまりとなって、野党が選挙
 協力をするまでの力になり得たのです。だから今日私は、この行動が、私たちの想像を超えて、
 大きな力になりえることを信じてここに立っています。

  自民党が出した憲法改正草案を見れば、まるでお国の役に立てる人間にのみ、人権が与え
 られているかのような思想が根底にあることを感じます。私が今、国のために何ができるかと
 いう問いに答えるとするならば、まるで戦前のような古い価値観に基づいて作られたこの憲法
 改正草案を絶対通させないために今、選挙に行くことを呼びかけます。

  個人を尊重しない政党に、これ以上この国のことを決めてほしくないんです。観客席にいた
 私が、いまこうやってマイクを握っているように、社会は、少しずつ、しかし着実に変わってき
 ています。この地道な努力を続けていきましょう。

  子どもの権利が保障され、また安心して子供を預けることのできる社会のために。 
  武力によらない安全保障のあり方を実現できる社会のために。
  性別や国籍の違いによって、自分らしく生きることを阻まれることのない社会のために。
  異性であれ、同姓であれ、私たちが人間として愛し合うことが認められる社会のために。
  学ぶ意思のある若者が、多額の借金を背負わなくても、自由に学べる社会のために。

  私は、現政権の根本的な在り方に反対し、当たり前の生活を保障する、新しい政治を求めます。 


  「高校生の本音が届く社会に!」   
 
   DAYS JAPAN4月号、「18歳選挙権に向けて T-nsSOWL座談会」より、一部抜粋

  安全保障関連法に反対する高校生グループ「ティーンズソウル」は、昨年の安保法案に
 反対する国会前のデモに参加し、知り合った仲間で、昨年7月に結成された。今年2月21日、
 東京の渋谷など全国10か所で、安保法の廃止と安倍首相退陣を訴える一斉デモを行った。
                                                        

  「大人は、未来の日本のことは自分たちには関係ないと思っているかもしれない。だけど、
 大人はちゃんとした世の中を子どもにバトンタッチする役割があると思うんですよ。
 そのちゃんとした世の中で、子どもたちは大人たちが受け継いでくれた良い政治を見て、
 また良い政治を次の世代につないでいけると思います。(中略)

  私たちがこういう活動をして、『若者がやっているからぼくたちもがんばらなきゃ』では
 遅いと思うので、まずは、大人が子どもを引っ張っていく立ち位置にくるのが本当に良い
 社会なんじゃないかな。」(れいさん/高校2年生/17歳)  

  「間違ったことには間違っていると言い続けなければいけません。なぜなら私たちは
 主権者だからです。(中略)

  前回の選挙で自民党があんなに議席をとらなければ、このようなことにはならなかったし、
 なんだかんだいって、選挙はすごく大切なものなのに、日本は投票率が低い……。
 ということは、政治に関心がないってことになるわけです。今の日本の風潮として、政治の
 ことを考える教育がなかなかないです。(中略)

  無関心だったり、投票に行っても変わらないと言ったりしている大人たちの姿を見て、高校生
 も大学生も声を上げているんだから、大人もって思いました。政治を考えるのに世代は関係な
 いのだから、大人の人たちもちゃんと考えてほしい。考えていかなきゃダメなんじゃないのって。」
 (あいねさん/高校2年生/16歳) 

  「実際政治に関心もてば、めちゃくちゃなことがあると気づくこともある。自分の考えをもって、
 自分の意見を話すことって楽しいので、そういう感覚を、みんな取り戻さなければいけない。」
 (福田龍紀さん/高校3年生/18歳)  
                               ※学年と年齢は、2016年3月19日時点のものです