「えぇ街やで、ここは。」 2019年2月20日（水）

　花巻にちょっとめずらしい素敵な美術館があります。るんびにい美術館。
　https://www.kourinkai.net/museum-lumbi/

　　　　　

　知的障害をもつ人たちのアート作品などを展示し、差別のないボーダレスな社会を目指している美術館です。今月は、日本最大のドヤ街とも呼ばれる大阪市のあいりん地区、通称「釜ヶ崎」に暮らす人たちの場を伝える企画展をやっていました。

　「えぇ街やで、ここは。」～ココルームと釜ヶ崎芸術大学～

　　　　　　

　昨年NHKの番組で、釜ヶ崎のこの場のことを知ってすごいなぁと思っていました。
　どんな人でも温かく受け入れてくれる場で、孤独なおじちゃんが生き生きしてて。

　　　

　展示はなにが何だかわからないメチャクチャな感じです（笑）。

　　　

　ココルームのサイト　http://cocoroom.org/

　ゲストハウスの部屋や洗面所が面白い、アートだなあ。カフェもいい感じで、なんつうか、気どらず、素のままでいい、弱いままでいい、生きてていいよってね。


　　　　

　この美術館はカフェも併設しているので、私ははじめてランチをいただいて、3月の映画のチラシをお願いしてきました。ちゃっかり、すみません(^^ゞ。

　この企画展は2月26日（火）まで、あと1週間で終わりです。行ってみて下さい！

アップリンクの応援 2018年10月29日（月）

　東京の渋谷にアップリンクという小さな映画館があって、一般の映画館ではやらないような映画を上映している。いわゆるメジャーでなく、マイナーという類かもしれないが、芸術系や社会系のいい映画が多い。たまにしか行けないが、会員になってすぐ元をとる（笑）。


　映画といえば、私は中学生の頃、電車に乗って新潟の町まで映画を観に行くのに、学校の先生に届け出なさいというのを生真面目に守って、日曜に一人で「自転車泥棒」という映画を観に行きますと言って、あきれた顔をされたのを思い出す。

　映画は好きだったが洋画しか観なかった。コージさんは「寅さん」が大好きで、面白いから観ろと強要されて渋々観て、あら、好きになった。

　彼が若い頃は年間100本？は観る映画好きで、誰も本名を知らない「役者＝ヤクシャ」というあだなは、映画のワンシーンをよく真似ていたからとも聞いた。

　
　さて、アップリンクが吉祥寺に２館目の映画館をつくる。５つのスクリーンを個性的な内装に。たとえば、LGBTのテーマのレインボーカラーだったり。

　昨日の日曜日にメルマガで、建設資金のクラウドファンディングがあと４日で終了なのに、達成まであと200万円足らない、応援してくださいと、代表浅井氏のメッセージが。

　オール・オア・ナッシングなので、目標の2500万円を達成しないと支援がチャラになる。2300万円集まったというのもびっくりだが、これは達成させたいと私も支援した。


　そうしたら、今日になってあれよあれよと次々支援が集まって、2日前に達成！
　すごいな。さすが東京なんだけど、クラウドファンディングのやり方も、支援することでメリットも色々ある選べる内容が、たくさんの支援者をひきつけたのだろう。

　私は、地方でなかなか観れない、観たかった映画がオンラインで見放題というのがすごいお得感。達成しても31日まで受け付けているので、映画好きの方はぜひ。


　アップリンク吉祥寺応援　http://plango.uplink.co.jp/project/s/project_id/74

　代表浅井隆氏インタビュー書き起こし系　http://tyo-m.jp/archives/37041
　
　　　〃　　　　編集系　http://heapsmag.com/uplink-kichijoji-movietheater


　

ネコ町のクラムボン・二人展 2018年10月19日（金）

　また直前ですみませんが、週末にぜひ足を運んでほしい作品展を紹介します。
　
　　　　　

　高橋正明さんは、私がカフェを始める前にコーヒーの淹れ方や喫茶のことなどを研修させて頂いた、盛岡の老舗の喫茶クラムボンのマスターです。飯坂真紀さんは私の好きな作家さんで、パートナーの美術家田村晴樹さんと共にコージさんの古い友人です。

　　　　　

　ずっと行きたい、紹介したいと思いつつ、10月は忙しく、都合がつかず諦めていたら、21日（日）まで会期延長と聞いて、急ぎお知らせします。

　　　　　

　これは、1980年から喫茶クラムボンを始めて（38年！）ネコ展を30年以上続けてきて、正明さんが描いた猫の絵を真紀さんが編集した画集です。今回は初めての原画展です。訪れた方は絵本よりもいい！と原画の迫力にあらためて感動している様子です。


　　　　　

　画集の中の、私のお気に入りのネコの絵。

　　　　　

　最終日の日曜日は午後4時半まで。真紀さんが常駐しています。
　旧石井県令邸ブログ　https://kenreitei.exblog.jp/238808763/
　

　そして、こちらのギャラリーもおすすめです。田村晴樹さんは、コージさんが県内で個展を行う時の案内状の制作をお願いしていました。会場は昔の銀行？レトロな建物の2階が広いホールで田村さんの不思議な空気感の水彩画が見れます。１階は素敵な喫茶。

　　

　　

　もりおか啄木・賢治青春館　http://www.odette.or.jp/seishunkan/


　フェアトレードの秋冬展示会はあと2日間！週末はほづみさんがいます！～15時半頃。
　２１日（日）は店主が13時頃まで不在のため、カフェの注文はできません。午後ＯＫ。
　お店・展示会はいつもどおりで、ほづみさんが対応してくれます。17時半閉店。

　

新潟は文化と芸術のまち！？ 2018年8月31日（金）

　昨日、新潟絵屋での新田コージ展の14日間が無事に終わりました。

　遠くから来て下さった皆さま、そして新潟の皆さま、絵屋の皆さま、企画者の平井さん、本当に有難うございました。絵もぼちぼち売れて、もう感謝でいっぱい。

　ひと息ついたら、コージさんが残したガラクタ(^_^;)の片づけをしようかな。


　今回、絵屋のスタッフと話していて、気づいたことがありました。
　新潟はギャラリーが多いとのこと。あの100万都市仙台でもこんなにはないと。

　新潟絵屋も全国でも珍しい、いや唯一の？NPО法人の画廊なのです。
　会費と寄付と絵の売り上げで成り立っていて、近年絵が売れない時代ですが、18年も続けているのはホントすごいです。
http://niigata-eya.jp/about%e6%96%b0%e6%bd%9f%e7%b5%b5%e5%b1%8b

　新潟のギャラリー・ミュージアムマップも絵屋が毎月作成しています。
　　　　　　
　　　　　　　　　

　　　　　　　　

　3年に一度の「水と土の芸術祭」も新潟市の主催です。http://2018.mizu-tsuchi.jp/　
　ああ、時間があれば見て回りたかったなあ～。

　
　また、新潟にロシアのレニングラード・バレエ団やボリショイ・バレエ団が公演に来てチケットが売れるというのにはびっくりしました。バレエ用品のチャコットの店舗もあるし、ダンス人口が多いのかな。

　そういえば、「ノイズム」は新潟市民芸術文化会館の舞踊部門で日本初の公立劇場専属舞踊団として注目されました。http://noism.jp/


　そしてまた、新潟市民映画館「シネ・ウインド」も。https://www.cinewind.com/
　1985年に名画座の閉館を憂えた市民が集まって作ったというから、もう33年です。
　全国でも先駆けで、画期的な市民映画館。いい映画を上映しています。　
　シネウインドとは　https://www.cinewind.com/abouts/

　今募金を集めています。快適化募金https://kaiteki.cinewind.com/　ぜひ、ご協力を！


　私は離れて長いので知らなかったが、新潟は文化・芸術度が高いのでしょう。
　お米と酒と食べものが美味いのと、女が強いとしか思っていなかったけど(笑)。
　
　地方都市で市民が芸術や文化に頑張っている。自分たちのまちを良くしたい、面白くしたいという人が集まっているのか、えらいな。あらためて、新潟を見直しました。
　　
　　　明日土曜日は夜「美味しいごはん」上映会に行くので、17時半閉店です。 　

新田コージ展 新潟絵屋 2018年8月21日（火）

　　8月17日（金）から、新潟絵屋で新田コージ展が始まりました。
　　家を離れていて、ブログも更新できませんでした。

　　　　　　　

　古い町屋を移築したギャラリーで、コージさんの絵が和紙や土壁に合っていました。

　　　　　

　今回出店数は31点。彼の残っている少数の作品で、遺作展のようなもの。
　いつもなら、小さいのから大きいのまで新作含め40点くらい出すのですが‥。

　　　　　　　

　初日は、3月に銀座にも来て下さった方たちが、県外から来てくれました。
　東京、神奈川、千葉、埼玉、静岡から、新幹線でわざわざ( ;∀;)。
　翌日も山梨から、次の日は長野から30年ぶりの友人が。もちろん新潟の方も忙しいなか時間を割いてきてくれて、皆さんの気持ちがありがたくて、うれしくて、感動でした。

　　　　　　　

　本来であれば、彼がいるはずの空間に、代わりになるのかどうかの私がいて対応。
　彼は制作の技法や材料などを説明していたけど、私は知っている範囲でお話したり。
　私の同級生や古い友人も来てくれ、いることで少しは役に立っているかな。

　　　　　　

　なんと、うちには立派過ぎる胡蝶蘭が届いて、コージもびっくり。私の姉の師匠で新潟では由緒ある（60周年）バレエ教室の渡辺珠美先生がいらして、贈って頂きました。

　帰ったら留守電に、古い友人が今回来れなかったと聞いて、よし！もう一度新潟へ。
　というわけで、すみませんが、26日（日）は休業します。

　長らくお休みしてすみません。明日から営業で、明日はバナナ、明後日は野菜、木か金曜には豆腐が入ります。
　どうぞ、来れる方はぜひ30日までの新潟絵屋の新田コージ展を観にいらしてください。

　
　https://www.facebook.com/NiigataEYA/posts/1554256791345268?__xts__[0]=68.ARAxpfyld5URWAGRX7JmbNA18LhW0oSWmSYRxVxukpTul-lQRogu6Ff1XKao-NhFo84AGEjJcezqDBEPyoBB-I6Xj4SRu_1YwI3epxdLBCZN29HiqMC0RSgkwrLKr3vSg7x-B9KX_a4F&__tn__=-R

　https://yoshipass.exblog.jp/29700213/

　

新田コージ展 2018年８月2日（木）

　新潟で新田コージ展をやります。新宿でお世話になったギャラリー、ポルトリブレの平井さんの企画で実現しました。

　昨年から予定されていて、もちろん病気になるとは予想もせず、初の新潟個展に向けて張り切っていました。本当に残念です。

　

　絵屋ホームページ　http://niigata-eya.jp/
　新田コージ展の紹介　http://niigata-eya.jp/4575

　絵屋さんは、できるだけ在廊してほしいとのこと。本当はずっといたいのですが、お店があるので。なので、初日から4日間だけでも、コージさんに代わって、いる予定です。
　ちょうど定休日から定休日の間、少し長めのお盆休みをとらせていただきます。


　新田コージ展　8月17日（金）～30日（木）11時~18時（最終日は17時まで）
　　　　　　　　新潟絵屋　℡　025（222）6888

　新潟近郊の方、お知り合いに、宣伝していただけるとうれしいです。

　おいものせなかのお盆休み　8月13日（月）～21日（火）
　13日～15日は初盆で在宅します。何かありましたら、お電話ください。

　どうぞ、よろしくお願いいたします。

新田コージ展 2018年3月1日（木）

　　今日から3月になりました。今日は春一番なのか、雨と強風の1日。
　　もう雪は終わりかな、雨はうれしい。雪も溶けるし。春に向かってね。

　　今月東京の銀座で、夫の個展を行います。
　　銀座の町なかのレトロなビルの中の画廊です。
　　http://eharagallery.com/index.html
　　
　　　　　　　　

　　　　　　　　

　　お近くの方は、ぜひお越しください。

盛久ギャラリー館蔵品展 2018年2月14日（水）

　　本日から、盛久ギャラリーのコレクションを展示する館蔵品展があります。
　　新田コージの作品も1点展示され、収蔵絵画はそうそうたる作家さんの作品です。

　　盛久ギャラリーは、元老舗旅館の一部を改装した素敵な雰囲気のギャラリーです。
　　ぜひ、会期中に足を運んでみてください。
　　盛久ギャラリー　http://morikyu.net/index.html　　　　
　　　　　　　　　　　　

小さき夢みし展 2017年9月14日（木）

　　明日から、東京の新宿のポルトリブレで、「小さき夢みし」展。
　　新田コージも2点作品を出品します。行ける方は、のぞいてみて下さい。
　　ポルトリブレは、新田が個展でお世話になっていたレトロなギャラリーです。

　　　

　　会期、開廊時刻・閉廊時刻・休廊日にご注意ください。
　　なんかよくわからないけど、ソンコ・マージュコンサートもどうぞ～↓(^。^)

　　　

久慈のあ～とびる麦生とクマさん 2017年7月5日（水）

　　昨日の定休日は久慈に行きました。隣の北上でさえ、休みは出かけないのに、
　　久々の遠出、実は20数年ぶりの久慈行きです。朝6時過ぎに花巻を出て、途中休憩
　　しながら、着いたのが10時頃。約4時間かかった。岩手は、広いなあ。はあ遠い～。

　　目的は、久慈での新田コージ作品展を、私も見たいから、エイヤッと行ったよー。
　　
　　　　　　　　　　　　
　　　　　
　　会場のあ～とびる麦生（むぎょう）は、通常は土・日のみ開館ですが、行けないので、
コージが若い頃さんざんお世話になったという理事長の熊谷行子さんに特別に(^_^;)。

　　　　　　　　　　　　

　　熊谷さん(クマ）は県内でも知られている美術家で、入口の大作はクマさんの作品。
　　麻・紐・縄・萱の自然素材を自由な発想で大胆に表現します。長年久慈市内で、
　　絵画教室をやっていましたが、昨年の水害で浸水し、画材が全部流されたそうです。
　　
　　　　　　　　　　　

　　元小学校で、新しい校舎を建てて間もなく合併廃校になり、きれいな木造校舎です。
　　ボランティアスタッフとクマさんでお掃除？広いのに、廊下もピカピカですごいね。

　　　　　　　　　　
　
　　教室と廊下、体育館など、絵画、版画、写真、彫刻など県内外の作家の作品が300点！
　　コンクリートでない、木の校舎がとても気持ちよく、校舎丸ごとギャラリーがすごい。

　　　　　　　　　　　　

　　クマさん、以前フランスに行った時に、天井から絵が下がっているのを見て、いつか
　　こんな美術館かギャラリーができたらと思っていたそうです。夢を実現したんだー。

　　　　　　　　　　

　　土・日はお絵かき教室や布ぞうり、陶芸、七宝焼きなどのワークショップも。入館料
　　無料。1泊2500円のゲストハウスもあります。こちらは、ワークショップの教室。

　　　　　　　　　　

　　作品は豪快で大胆。太くハスキーな声で、はっきりと物言いするけど、実はとても
　　繊細で、あたたかいクマさん。アートで子どもたちの健全な育成を考えています。
　　毎朝4時に起きて、制作活動をするとのこと！現在75歳で、元気に現役の美術家。
　　ガチャピンのＴシャツも、子どもたちが喜ぶからと頂いたのを喜んで着ています 。
　　
　　　　　　　　　　

　　4月から11月まで土・日、午前10時～午後4時まで。
　　新田コージ作品展は7月30日まで。ぜひ、行ってみてください(*^^*)。
　　さて、この後は野田村へ。つづきは、またあした？