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 市長要望をしました!   2023年2月13日(月) [夢の新花巻図書館を目指して]

 今日イーハトーブ図書館をつくる会で、花巻市長に新花巻図書館についての要望書を提出しました。

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 上田市長に手渡しているのは、当会代表の瀧さん。先日凍結路面で転んで背中の痛みで万全でない中、笑顔で頑張ってくれています。素敵なレストラン「無ら里」のオーナーさんです。


 市当局からは、新図書館計画室の部長、室長、次長の3名が同席しました。
 こちらは、イーハトーブ図書館をつくる会発起人の瀧、新田、及川の3名です。

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 要望書の内容を読み上げて説明した後は、市長からのお話があり、面会時間15分だったのを40分も時間を割いて頂きました。立地場所はまだ決定していないこと、市民の意見を広く聞いて時間をかけて決めることなど。終始和やかな雰囲気で要望してきました。


 市外に出ていく若者が住みたくなるような魅力ある街づくりを目指していると聞き、それには景観の良さと広い敷地の病院跡地の図書館が起爆剤になります!と重ねてアピール(笑)。


 上田市長、よろしくお願いいたします!


 先月のシンポジウムのスピーチや発言やアンケートなどの熱い市民の声をまとめた記録集も初公開!で手渡しました。今後も花巻の夢の図書館とまちづくりのために、活動をして声を届けていきます。皆さん、応援してください。


 Twitterを開設しました。世界中の宮沢賢治ファンも見れるために。
 「イーハトーブ図書館をつくる会」で検索して拡散してください。
 早速県内外から、たくさんの反響が寄せられています♪


 終了後、市役所ロビーで岩手日報の記者さんが駆け寄ってきました。要望書提出の取材に来られましたが、デリケートな問題なのでと当局に断られたとのこと(´;ω;`)ウゥゥ。
 広く市民にこの問題を知らせる上でとても残念でしたが、写真抜きの報告記事を期待しています。



 花巻市市長 上田東一 様
   
         要 望 書

 
 貴殿におかれましては、市政の発展に日々ご尽力されていますこと、敬意を表します。
 私たちは、新花巻図書館に、まちの活性化と次世代への文化の継承を期待し、活動をしている団体です。活動を通じ多くの市民の声もいただき、それらを集約し、以下の2点を要望します。


1. 立地場所として、旧総合花巻病院跡地を希望します。

  早池峰山を望む、豊かな環境にある広大な跡地は、ポストコロナ時代の市民の交流拠点として相応しいと確信します。隣接するまなび学園は、こどもセンターを利用する子育て世代、学習室を利用する中高生、生涯学習を生きがいにする高齢世代など、様々な世代に利用されています。本をとおして
活動をより豊かにし、四季の自然を楽しみながら、交流を深めることができます。
 図書館内に情報センターやカフェ、フリースペース、さらに館外に、歴史公園、広い敷地を活かした広場をつくるなど、様々なしかけを用意することで、情報やネット環境、交流の場や歴史散策、景観を求めて、これまで利用しなかった市民の利用も期待できます。
 広い駐車場をもつバリアフリー図書館は、障害をもつ方だけでなく、子ども連れや高齢者も安心して利用できます。防災の拠点など、市民の暮らしに役立てることもできます。


2. 賢治という資源を活かした「花巻にしかない図書館」を要望します。

  花巻といえば、やはり宮沢賢治です。多くの市民が、子供の頃から親しみ、誇りに思っています。市民をつなぐ大切な存在です。日本だけでなく、世界中に多くのファンをもっていることは、賢治記念館の来場者からも承知されていることと思います。膨大な研究書、関連書籍があり、日本人作家でもっとも多く外国語に翻訳されていると言われています。
 その影響は本にとどまらず、賢治の作品にインスパイアされ、多くの演劇、映画、音楽、アニメが作られ、世界中で愛されています。芸術分野以外にも、賢治を支えとして偉業を成し遂げた中村哲さん、毛利衛さんなど、その世界は膨大な広がりをもちます。これらを網羅した「賢治ライブラリー」は、花巻にしかつくれない図書館です。
 ゆかりのエピソードにあふれた跡地にあるライブラリーは、ファンが訪れたい“聖地”になり、観光資源にもなります。ゆかりの地をめぐる散歩コースを整備すれば、観光客の市街地への誘導も期待できます。「花巻にしかない図書館」こそ、賑わいを生み出す、次世代への投資となると確信します。

                     2023年2月13日

                   イーハトーブ図書館をつくる会  代表 瀧 成子




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