今日のお客さま 2021年1月24日（日）

　火曜日の大雪も少しずつお日さまに照らされて、地面が見えるように。
　でも、お店のまわりや路地に入れば、まだガリガリと積もっています。

　今日は専大北上高校のＫ先生がフェアトレードチョコを買いに来られました。
　随分前に学園祭でフェアトレードのカフェや商品販売で広めたいと学年で取り組んで頂き、事前学習で講演も行わせていただきました。

　家庭科のK先生は、学園祭カフェでフェアトレードの無農薬バナナのケーキをたくさん焼いて、フェアトレードのドリンクとのセットメニューが大好評でした。


　「今年は大きな取り組みはできないけれど、せめてチョコを生徒たちに」となんと56枚！も購入していただき、フェアトレードのことを忘れずにいてくれて、本当に嬉しいです。

　　（ウインターチョコは完売）


　きのう来店されたTさんが、また今日もいらっしゃって、「あれ？」。

　「昨日からずっと口コミ、クチコミと考えていて、そうだ、私が身に着ければいいんだ！と、これを買いにきました」と、手にはフェアトレードのネパールの手編みのレッグウォ―マー。

　「可愛くて暖かいし、職場の若い子たちに興味を持ってもらえたら」と笑顔。

　　　　


　昨日のＴさんとの会話にさかのぼります。


　Tさん「ここのチョコが美味しいという話をしたら、職場の若い子たちが食べてみたいと言うので、このチョコをきっかけにオーガニックやフェアトレードを知ってもらえたら」と、チョコや人気のたくあんをプレゼントに買われました。

　そして、「この間TVで経済アナリストという人が、これからの時代はこれまでと逆転して、ヘアートレードが重要視されるみたいなことを言ってて、あ、やっとおいものせなかの時代だと！嬉しくなりました」


　私「え、ヘアートレードって言ったんですか？ヘアーをトレード！(笑)。はい、私もＴＶで最近若い層がオーガニックやエシカル（倫理的）な消費に変わってきていると知って、やっと来たか。私随分前から言ってたんだけどなー(^-^;て思いながら、でも、その影響はうちにはあまりないんですよ」

　Ｔさん「え、そうなんですか？お客さんが増えたとか」

　
　私「うーん、ないですね。今若い人はネットで簡単に買える時代だからかなあ。小売りには厳しい時代です。お店に来れば商品が見れるし説明も聞けるし、いいこと多いけれど。でもどうしたらお店に足を運んでもらえるかとか、またネットが苦手な私でも、遠方の方が注文しやすい方法はとか、いつも考えています」

　「でも、やっぱりクチコミが確実かな」と言うと、Ｔさん今日も来て下さって商品を。
　本当に、ありがとうございます！(^▽^;)

　コロナ禍でフェアトレードの生産者も厳しい暮らしですが、手編みの仕事は自宅でもできる女性の貴重な収入源で、こうして彼らの生産品を使って頂けることが本当に嬉しいです。


　この間はポイントカードにスタンプ押して、「ハイ」と返したのがカードでなくスタンプ台で、両手を広げてた常連のＳさんは「え？」、二人で大爆笑。「やばいね、おない年だからね」
　
　厳寒期に震える日でも、お客さまとの会話で励まされる日々です。