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 化学染料と草木染め        2020年8月30日(日) [暮らし]

 今日やっと連日の暑さから少しは解放されたような涼しい1日でした。ホッ。

 夕方から大雨になって、カンカンに乾いて元気がない植物には恵みの雨。

 今日はめずらしく、染め物のはなし。

 例年は真夏でもノースリーブの服はあまり着ないのですが、この暑さで袖がない肩が少し隠れるフレンチスリーブが出番が多かった。

 これはネパリ・バザーロの手織りフレンチスリーブで、着心地良くてお気に入り。
 以前の商品ですが、お客さまからもこればっかり着てて、またほしいという声も。

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 これはブルーグレイだったのですが、胸のあたりが日焼けしてセールにかけても売れず、自分で着てたものの、やはりちょっと見てくれが…。

 この半端な色が気になっていて、染めたらいいのかなと思っていた。


 さて、近くの手芸品店には気に入った色がなく、悩んだ末に夏らしい水色に。

 シャツ1枚可能というのをもったいなくて、ついでに他に2枚一緒に染めた。

 40分と書いてあったけど、20分ですごい色になった( ゚Д゚)。自分には派手な色…。

  IMG_4613[1].jpg

 右の生成りのトップスは幼稚園児みたい、失敗(/_;)。

 左の手織りのキャミソールも元がグレイで、5分だけ漬けてすぐやめた。


 その後、色を落とすために何度も洗濯しているが、すすぐ水に色がまだ出る。

 あらためて、染色はこんなにも水を使うのかとびっくり。

 以前途上国の染色工場から有害物質含む染料の排水が、村の農地や池を汚染して、生活が厳しいのに飲み水を買わざるを得ないというのを知った。

 先進国のファッションのために、生産する現地の環境がこんなに汚染されるとは。
 ただでさえ、途上国では貴重な水なのに、、、むむ。


 そんなことを思いながら、大事に着ようと思っていたフレンチスリーブを最近頻繁に着て汗をかいては洗って色を薄くしようと、しょうもないことをやっている。

 キャミソールを着ても、白いブラウス着たら色が移らないかと心配になったり。


 使った染料がまだ染められるので、誰か使わないかなとしばらくとっておいたけど、こんなに水を使うようでは大変だと捨てた。捨てるのも汚染するのかなあ。


 後で思ったのは、面倒でも高くても、色落ちしても、私にはやはり草木染めがよかったのかなと。でも、草木染めにあまりいい思い出がなくて。


 お店を始める前の30年近く前、東和町に住んでいた頃、あやめ祭りのあやめの花が終わって刈り取る前に花をくださいと、自分で鋏と袋をもって何袋も大量にとってもらってきて、鉄鍋でグラグラと煮て草木染に挑戦した。

 あやめの鮮やかな紫色が出るのを期待したが、色々焙煎剤を使っても地味な灰色にしか出なくてがっかり。草木染めは素人では難しいなと、買った焙煎剤もそれ以降お蔵入りに。


 そんな経験や、フェアトレードの服で草木染めのは色が落ちやすかったこともあっての、今回の化学染料染めであったが。。。


 なんでも、やってみないとわからないから、失敗も勉強だ。

 いい年してと言われそうだけど、チャレンジ、チャレンジ(笑)。



 
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