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 アットホームな工藤医院    2019年12月24日(火) [お産・医療]

 昨日の夕方、花巻市の工藤医院を訪問し、小暮院長と白戸医師にお話を伺いました。

 工藤医院は年間240件の分娩を扱う創立約90年の産院です。小暮院長が10年前に着任されてから、医療介入の少ない自然分娩に切り替えていきました。

 「うちは助産師が有能なので、医師は黒子ですよ。陣痛促進剤も必要な時だけ使い、会陰切開をしなくても助産師の会陰保護が上手いので、裂傷がほとんどなく、たまにあっても少し縫うくらいです」


 実はおいものお客さまも工藤医院でお産する方は多く、満足度がとても高いのです。畳の部屋で自由な姿勢ができるフリースタイル出産で、家族立ち合いで陣痛中もずっと助産師がそばについているという大病院にはない良さがあります。

 建物は古い感じですが、中に入れば明るいあたたかい雰囲気で、スタッフも感じよく、ご飯も美味しいと評判の、まさにアットホームな産院です。

 と、ここまで宣伝みたいになりましたが、来春から花巻ではここ一軒だけになるというので、もっとバタバタと大変な様子を想像していたのですが、院長もスタッフも大らかな感じで、まだ増えても大丈夫ですよと。ピンチな状況にも逆に元気をもらえて、うれしくなりました。


 しかし、自然なお産はとても人の手がかかるため、助産師・看護師を募集しています。「中部病院が分娩制限で助産師の行き場がなくなるのではないのかな。もったいない。ぜひ助産師の力を発揮できる工藤医院に来て下さい」と小暮院長は切に願っていました。


 10年後に100周年を迎える工藤医院には、これからも花巻で続けていってほしいです。そして、愛知の吉村医院のように遠方からここでお産がしたいという家族のための宿泊設備も備えたり、産前産後のランチ会ができるようにこの機会に改築してくれたらなあと思っちゃいます(*^-^*)。



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