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 産む場所がない!?     2019年12月11日(水) [お産・医療]

 お知らせ。映画の素敵なパンフレットが届きました。ご注文の方はどうぞ。650円+税。


 ここのところ頭を悩ませているのが産科医不足問題再燃で、この映画が終わったらいよいよ取りかからねばという難題です。

 下記は、私が代表を務める「お産と地域医療を考える会」の会員の方に1週間前に郵送した文書ですが、お一人反応があった以外は何の反応もありません。皆さんお忙しいのだと思いますが…。

 そこで、会員の有無に関係なく、産院不足に困っている地域の声、妊産婦の声を拾いたくて、この場を借りて、会員宛のお手紙を公開して、広く皆様のご協力をお願いいたします。


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 会員各位
                             2019年12月4日
                      
                        お産と地域医療を考える会事務局

 寒さ厳しき折、今年も残すところ後1ヶ月を切りました。皆さまお元気でいらっしゃいますか。いつもお産と地域医療を考える会へのご支援を有難うございます。今回は活動のご協力のお願いです。

 当会は2004年の岩手県立花巻厚生病院の産科休診をきっかけに活動をはじめ、その後ゆるやかに会の活動を続けて参りました。しかし、この秋花巻市で産院不足問題が再び浮上してきました。
 
 すでにご存じかと思いますが、花巻市で産科診療を続けてこられた久保クリニックが、来春から産科をやめることになりました。花巻市は総合花巻病院も医師不足で産科をやめているため、分娩できる施設は工藤医院だけになります。県央の基幹病院である県立中部病院は、来春から東北大の産科医師派遣の中止を受け、急きょ岩手医大からの医師派遣で産科閉鎖は免れましたが、かなりの分娩制限になるようです。(月平均45件から15件に?)
 
 花巻市は10万人の人口で分娩施設が1軒だけという、子どもを産めない市にという現実を前に、私たちの会で何ができるのか、改善策はあるのかと考えてきました。

 
 はじめは、設立当初に主催した産科医不足シンポジウムか講演会のような活動を考えたのですが、講師選定やその効果などを考えると開催に無理があると判断し、妊産婦向けの小冊子を作成することを考えました。それであれば、花巻市だけでなく岩手県内の産院不足の地域の妊産婦にも有効な情報を伝えることができるのではと。

 安心・安全な出産のための知識や情報は、巷の出版物でたくさん出ていますが、岩手のこの厳しい現状の中で必要とされる情報、役に立つ情報は何か?どの地域に暮らしていても安心して満足のゆく出産ができるような小冊子を作りたいと願っています。

 ちょうど花巻市社会福祉協議会から、日本赤十字の寄付金で地域の福祉事業に助成金を支援する案内が来て、この企画を申請したところ採用されて補助金も受けられることになりました。ただし、助成金の事業は年度内に終了させなければならないため、あまり時間がありませんが、来年3月までに発行の予定です。そこで、会員の皆さまに今回の冊子作成のご協力をお願いいたします。

 行政・医療者への聞き取り調査や取材、妊産婦の現状への不安や要望の声、県内各市町村の産前産後ケアの取り組み調査など、やるべきことはたくさんあるのですが、事務局の二人だけでは正直大変です。このような大きな事業を行うにはマンパワーが足りません。できるところからでかまいません。皆さまのご意見やアドバイスも、ぜひ参考にさせて頂きます。会員の力を合わせて、いいものを作りたいと思います。

 皆さまのご協力を、どうぞよろしくお願いいたします!

 1回目の編集委員会は12月中旬を予定しています。ぜひ参加したいという方は12月11日(水)までにご連絡頂けますか。また、実際に動けなくても、皆さまのご意見や提案などを編集会議までに頂けると助かります。(ご意見は無記名で次回の会報に紹介させていただくこともあります。)

 事務局 TEL・Fax 0198(22)7291 (おいものせなか内・新田)

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