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 復興と東京オリンピック   2019年3月15日(金) [東日本大震災]

 先日のブログから、3.11がやってきて、この日も何か書こうと思いながら、テレビ各局の報道特番を録画して、毎晩見ていました。

 東北にいて、岩手にいても、積極的に関わりを持たなければ、今被災地はどうなっているのか知らないまま、日常が過ぎて行きます。気にしていても、現地に足を運ばなければわからないし、行っても表面的にしかわかりません。よほど、親しい人がいなければ。

 テレビの報道番組はそういう意味で、被災地の今を知る上で、貴重な情報です。
 そして、現実をあらためて知って、なんだか、落ち込んでしまいました。

 元の暮らしに戻ってきている人もいるけれど、まだまだ大変な人たちが多くいます。
 前回書いたように、再建したものの、多額の返済で倒産かの瀬戸際に立たされている地元の企業。そして生活も心の復興もまだまだ。「自殺する人の気持ちがわかる」と言う人も。

 言葉がうまく出て来なくて、毎晩ぼやぼやーとして、疲れていました。
 私たちにできることは何?被災地を訪れる、お金を落とす、発信することかと。



 先日、東京オリンピックに反対する小出裕章さんの文章が英語に再訳されて、世界に流されたと聞いて、あらためてその内容をみてみました。

 今から東京オリンピックの決定が撤回されるなんて奇跡かもしれないけれど、あきらめずに、発信し続けているのです。沈黙は容認することだからと。

 被災地の復興に携わる土木関係が東京オリンピックに持っていかれたため、被災地の復興が人手不足で遅れているとも聞きました。東京オリンピックのための再開発で、低所得者、高齢者の団地が壊されたり、地域の憩いの場の公園が壊されたり、どんどん町を暮らしを破壊していきます。

 それも巨額のお金を使って。そのお金を、被災地や福島などの人々の暮らしの再建や町の復興に使った方が、どれだけ国民を幸せにできるかと思います。オリンピックや軍事費よりも。
 
 小出さん、楠本さんはとても勇気ある発言、発信です。すごいです。

  
 ・放射管理区域の東京でオリンピックなど狂気の沙汰でない(2013年9月)
  http://www.asyura2.com/13/genpatu33/msg/472.html

 ・東京オリンピックに猛反対(2018年11月)
  https://globalethics.wordpress.com/2018/11/16/%E3%80%8C%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%83%E3%82%AF%E3%81%AB%E7%8C%9B%E5%8F%8D%E5%AF%BE%E3%80%8D%E5%B0%8F%E5%87%BA%E8%A3%95%E7%AB%A0%E3%83%BB%E6%A5%A0%E6%9C%AC%E6%B7%B3/

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