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 DAYS JAPAN    2018年11月17日(土) [政治・経済・社会]

 今日、DAYS JAPANの12月号が届きました。

 冒頭のページは、安田純平さん解放にみる「戦争とジャーナリズム」。フォト・ジャーナリストの広河隆一さんの文章がとても心に迫ってきます。

 今号の特集は、「非情なる東京オリンピック~平和の祭典の破壊と排除」。
 移転を余儀なくされた高齢者の団地や建設に伴うアジアの熱帯林破壊の現状など。

 ギリシャの劣悪な難民キャンプで「命を絶とうとする子どもたち」、ベネズエラで深刻な食糧難で子どもに食べさせる食べものもなく、犯罪で命を落とした若者たち。

 DAYS JAPANは、世界の紛争地や過酷な環境にいる人々を取材し伝えてきた雑誌である。いつも届くたびに、ドキドキとページをめくり、目を開かされ、ぼけた頭を刺激され、自分の立ち位置を考えさせられる。そんな貴重な報道雑誌が・・・。


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 昨日ていねいな封書のお手紙が届いた。先日、DAYS JAPANやDAYSの福島の子どもたちの保養活動に支援の寄付を送ったばかりなので、そのお礼状かと思った。が、開けてびっくり。

 広河隆一さんの文章で、来年3月の15周年でDAYSを休刊するお知らせだった。
 おそらく、全国の定期購読者や関係者に送ったのだろう。


 ずっとDAYSを応援する定期購読者やサポーターがいるのに、ショックである。こんないい雑誌がなくなってしまうなんて、世界の裏側の真の報道をどこで知ればいいのか。

 今日DAYS12月号が届き、編集後記に休刊のご挨拶が書いてあり、やはり現実なのだ。理由は、経営が厳しいことと、広河さんの後継者が見つからなかったこと。

 私がすごいお金持ちだったら、経営面で援助して存続させてあげたい!と思う。
 世のお金持ちは、こういうところを支援するのが社会貢献と世界平和になるのに。

 
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 2004年3月に創刊されたDAYS JAPANのスローガンは、「一枚の写真が国家を変えることもある」「人々の意思が戦争を止める日がいつか来る」

 創刊号の表紙には戦場のイラクで親戚の男の人に抱きかかえられた少女の写真。
 ページを開くと、その少女の足はズタズタに切り裂かれていた写真が。

 そこに添えられていた、創刊の辞。

     目をそらしてはいけない。戦争はきれいごとではない。
     それに私たちには、この少女を見つめる義務がある。
     この少女は米軍のクラスター爆弾で体を引き裂かれた。
     そしてその米軍の爆撃を支援したのは日本だった。
     私たちに、目をそむける権利はない。


 こんなにカッコイイ精神の報道雑誌が存続できないなんて。残念だ(涙)。
 

 やはり写真が取り込めないので困りました。後日もしできたら、写真入れます。
 DAYS JAPANは最近のバックナンバーも含めて、おいもで販売しています。


 
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